http://www.sankei.co.jp/keizai/it/070408/itt070408000.htm
繁華街の街頭で、都知事選候補者の「最後のお願い」に拍手を送る有権者たち=7日午後(撮影・小野淳一)
東京都知事選の投開票を前に、インターネット上で「誰に投票しても(報道機関の)出口調査には○○候補と答えよう」などと、出口調査の撹乱(かくらん)を呼び掛ける書き込みが広がっている。選挙速報で競い合うテレビ各局は近年、出口調査結果などをもとに、開票率0%の段階で「当確」を出すなど、行き過ぎが目立つのも事実。子供じみたいたずらとはいえ、「これも加熱する速報合戦が招いた事態」と識者は指摘する。匿名掲示板「2ちゃんねる」には、「『開票率0%での当選確実』←あれっと思いませんか? こんな事態をなくすため、今回の都知事選の出口調査は○○にしてください! 投票は誰でもかまいません。ただ出口調査は○○と答えてください!」などと候補者名を挙げた呼び掛けが続出。
別サイトにも「全員が○○氏と答えたとします。その夜の開票速報はとてもゆかいなことになり、それまでとは違う楽しみ方ができる。ネットの力を見せつけましょう」などと、書き込みが広がった。
出口調査は、報道各社が当落判断や投票行動分析の参考に・・・
この運動、2、3年前からあったけど、マスコミの側はこれを下手に報道したら「予言の自己成就」になってしまい、悪い影響を与えるだろうから徹底的に無視するだろうと思っていた。これをネットじゃなくて、紙面で見ると本当に驚きだけど、見出しも含めて扱いが大変に大きい。
また、記事自体も全部読むと分かるけど大上段に「けしからん!」とするもんではなく、自己反省も含んでいる。読んで、かなりこっちのほうが驚いた。まあ、実際のところこの運動が、実際の結果に反映されることは無いだろう、という読みがあると思うのだが。