FIGHT&LIFE 高島学によるダナ・ホワイトインタビュー
http://blog.livedoor.jp/fight_and_life/archives/53534282.html
――PRIDE×UFCの対抗戦が始まる。これは、世界中のMMAファンへの素晴らしいギフトになるでしょう。ただ、私はこの1〜2年で強く思うようになったのは、ケージとリングの違いもそうですが、ヒジ有りとヒジ無しではMMAといっても、全く質の違う競技になっているということなんです。技術の根底にあるものが違ってくる。(略)
ホワイト 確かに。その意見は正しいよ。これから話すことは、また実現に至っていない。でも、今後、このようにしてきたいというプランなんだ。それが実現できれば、パーフェクトワールドが完成する。僕らは統一ルールを作ろうと思っている。UFCも、PRIDEもWECも同じルールを採用したい。サッカーやベースボールは、世界中、どこへ行っても同じルールでやっている。それと同じことを私たちもやっていこうと思っているんだ。つまり、PRIDEにエルボーを導入する。そして、UFCでは倒れた相手、グラウンド状態にある相手の顔面にヒザを打てるようにする。これが私の考えている統一ルールだよ。トップポジションをとった選手はエルボーがあれば、これは凄く有利になる。ただ、そのトップポジションを奪うために、レスラーのようにタックルを仕掛け、失敗しても顔面へのヒザ蹴りがないから、仕掛け続けるという行為もUFCからなくなる。そうすれば試合は、いっそうエキサイティングなものになるだろう。
――では、サッカーボールキックやストンピングは?
ホワイト ノー。それは適用できない。
――ハワイのランブル・オン・ザ・ロックが用いるルールに近いですね。
ホワイト そうだね。他にも君が言ったことに同意できることとして、ケージとリングという問題がある。ただ、この相違点は、見ているファンが、さらに興味が持てる作用を生むことができるんだ。それがホーム&アウェイという認識だよ。(略)
重要な証言ではあるが、ここで、さらに知りたいのは高島学氏自身の意見、価値判断。
高島氏は「総合格闘技の競技化」推進の隠れも無き中心人物である。また安全面の問題にも詳しい。
サッカーボールキックや踏み付け禁止は、選手の安全という面では大きい。ただ総合格闘技はどんなに競技でもあっても「これが路上の喧嘩に一番近い!」というのが売りの一つになるのも事実。たぶん踏み付けなどでは妥協せざるを得ないかな。
このへん「わたし、高島学はこう考える」というのをあらためて新雑誌で展開して欲しいものだ。
あと安全性とは必ずしも重ならないが「1Rは10分、その後は5分」「胴着を着るか着ないかは選手の自由」この二つ・・・公平性の部分では、個人的には圧倒的にPRIDEに賛成。ここは守れないかなあ