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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

宮崎哲弥2題・・・「M2」終わる、「中吊り倶楽部」単行本化

サイゾー」で長年連載していた、宮台真司氏との対談「M2」がこの前の号で終わった。


もともと宮崎哲弥、「宮台とは問題意識の持ち方がまったく同じ。だが、出る結論が正反対だ」と笑ったこともあったが、両方とも状況に応じてスタンスが融通無碍で(笑)。ただ、何かしらのりろんに基づいて融通無碍になってた。
この「首尾一貫した柔軟性」はその時々だけでなく、トータルでの変化を追っていかねばならないので、5冊目の単行本化がまたれるところだ。自分は彼らの結論に賛同しないことも多かったが、これもその距離をはかること自体が大いに参考になる「補助線」だった。



この中で誤植というか、抜けた行があったため、その訂正文章を通じ一部ネットで読める

http://d.hatena.ne.jp/chaos-s30/20061206#p1




そして、朝日新聞社の雑誌「論座」にて好評連載の「中吊り倶楽部 宮崎哲弥川端幹人の週刊誌時評」が単行本になるんだそうだ。川端さんというのは「噂の真相」副編集長。
トップ屋としては優秀なんだろうけど、当然言論人としてはグダグダ(笑)。今月号では「今こそ非武装中立を!!」と(笑)

ただ、これは全雑誌の話題を網羅して、批評すると同時に紹介しているから、分かりやすいクロニクルにもなるし、その範囲は非常に広くなる。これは企画としてすごく上手で、面白いので自分は出版されたら買うつもりだ。


この「他人の雑誌を紹介・批評することで情報を網羅する」というコンセプトは実は金も掛からず、相手への武器にもなるという便利な機能で、これを格闘技雑誌でもやればいいのに、と思ったことがある。それがパイを拡大するのか削りあうのかはしらんが。kamiproは座談会でのあてこすりがちょっとそれに近いか(笑)


今回の「論座」は結構面白い。
うまくいけば明日紹介しましょう



しかしさらなる余談だが、宮崎哲弥は最初、宝島30で冗談で「評論家見習い」を名乗っていた時代の文章から読んでいるので、「いやー、あの中で一番の売れっ子になるとは思わなかったわーー」と、プロ野球選手や売れっ子歌手の小さい頃を知っている近所のおじさんおばさんみたいな素直な感嘆をいつも持つ。