INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

あいまいな記憶の大江(笑)

これも捨てる寸前の同号「諸君!」からメモ代わり。
大江健三郎氏の「沖縄ノート」をめぐる問題は上の読書メモとも関わってくる。
秦郁彦氏がこの号でこれを書いている。ある意味大江氏の一番の天敵(笑)。

だが、マクラの部分のほうが面白い。
写すの大変なので要約
秦いわく

大江さんはいろんなところで「天皇陛下に関する発言で少年時代殴られた」と話したり書いたりしてるが・・・

1・十歳当時、校長先生に「天皇陛下に死ねといわれたらお前はどうする」と聞かれ、すぐに返事ができないためさんざん殴られた(05年5月8日朝日新聞投稿欄で聞いた人が記述)


2・自分が”教師”に「天皇制が廃止になると大人が言っているが本当か?」と聞くと、殴って足蹴にして教員室に母親を呼びつけて叱った(「戦後世代のイメージ」収録)


3・戦時中に校長が「君たちも私も天皇陛下の赤子であります」と訓じたのに拍手したら殴られた(「あいまいな日本の私」収録)

3回殴られたと考えればつじつまが合わなくもないが、
ちょっとツクリがあるかも、という秦氏が抱く疑念は
正当で合理的だろう。