INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ゴン格、kamipro、ネタをいろいろまとめて。

ずっとこのシリーズをやっていってもいいのだが、K-1ももうすぐだし大晦日のマッチメークをめぐるごたごたも間もなくだ(笑)。お蔵だしをしておく。

kamiproミルコ・クロコップインタビュー1 ジョシュの打撃をミルコが語る

「簡単にいうと「ちゃんと踏み込んで打て」ということだね。総合で踏み込んだ打撃が打てないヤツというのはだいたい、踏み込むことで組み付かれるのが怖いから打たないものだけどジョシュは組み付かれたほうが好都合なんだから、思い切って踏み込んでKOが奪える打撃を打てるはずなんだ。それなのにジョシュは、打撃で後手に回ることが多いだろ?」


−−ジャブで距離をとって、ストレートを打つのは胴タックルに入るためだったりしますもんね。


「それじゃあもったいないし、時間の無駄だ」(P10)

なるほど。「組み技に自信があるから、思い切って蹴れる、殴れる」はあってもその逆の「打撃に自信があるから思い切り組める」、はないものな。


ミルコインタビュー2 「英語をちゃんと学べ。稚拙な英語にアメリカ人は敬意を持たない」

(PRIDE USAで高田や日本人選手がしゃべった挨拶は)1回目だからまだ、ほほえましくもあったけれど、アメリカ人は決してそれに敬意を表す国民性ではない。見下されることにもなりかねないからね。ヴァンダレイも英語でマイクアピールすすなら、もっとしっかり、少なくとも言いたいことだけは練習しておくべきだ

このサイトのことかね(笑)
http://d.hatena.ne.jp/gryphonjapan/


ま、実際のところ、わが国メディア発の興味深い話題を紹介すると、sherdogとかそれなりにあちこちでスレが立つんだが、最初に引用されると、4レス目ぐらいにしょっちゅう「えーとこの文章は結局どういうことがいいたいんだ?」というレスが(笑)。ま、そのへんについては
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20040417#p1
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20040418
でも書いておりますように、Englishsによる「英語を家畜にした」情報発信、「間違えることを恐れない」という確固たる思想的裏づけの元にやっているのですが、まあ間違えないに越したことは無いのはたしかにミルコの言うとおり。

わがブログの問題解決には「どこか別の、日本発の格闘技情報を英語で発信するサイトが立ち上がればいい」ということに尽きる。その際は全面協力をお約束するのだが。


おお、その船橋洋一の最新コラムが、くしくもそれにつながるテーマだよ。
船橋洋一の世界ブリーフィング
No.814 [ 週刊朝日2006年12月8日号 ]

アル・ジャジーラ・イングリッシュ発足。4強となる英語グローバル・メディア
http://opendoors.asahi.com/syukan/briefing/814.shtml



kamiproフォレスト・グリフィンがPRIDEとUFCを比べる

「PRIDE」の選手は「PRIDEの選手が世界最高だ」とよく言ってますが、UFCの選手として、それを聞いてどう思いますか。


グリフィン 当然ながら賛成できないね。
ヘビー級は別にして、
俺のいるライトヘビー級はPRIDEミドル級に優るし、
ミドル級は同じレベルだし、
ウェルター級ならUFCのほうがずっと上だ。
(略)あとライト級はだいたい同じレベルだね。(31P)

うーん、やはりヘビー級か。ヘビー級だけか。



kamipro 格闘家と六本木(ブッカーKコラム)

「確信を持って言いますが、一番の六本木好きはヘンゾ・グレイシー一派です。クラウスレイとダニエル・グレイシーは自ら『ロッポンギ・グレイシー』と名乗るほど!(略)忘れてならないのは、最後のシメにセンスが見えるというか、築地で寿司を食べて帰ってくるのが彼らの定番なのです(笑)。並の日本人より日本を知り尽くした遊び人なのでした」

まあ、その中にハイアンがいるかと思うとあまり近づきたくないわけだが。


kamipro 最後に物申す。秋山成勲インタビュー

これで珍しい体験をしたのだが、まず読んでいて「つっまらねえなあ」「くっだらない質問だなあ」と3回ぐらい思って、「このつまらないインタビューをしているのはWHO?」とわざわざインタビュアーの名前を確認してしまった。
こんな経験は初めてだよ(笑)。答えはMさんでした。
ただ、最初のテーマが「ファッション」だったから、小生個人に限定された一般性のない感想だったかもしれない。
「あの秋山インタビューは面白かったじゃないか」という反論の人がいたら、あえてそれに逆らう気も無い。


  ☆  ☆  ☆      中休み   ☆  ☆  ☆

ゴン格 ヒョードルvsコールマン、キメは「ソ連十字」

ヒョードルのインタビュー・ルポ38P

2年前の試合と同様に、両足でコールマンの体を刈るのではなく、自ら頭をもぐらせる「ソ連十字」でフィニッシュした。

無神論ソ連と「十字」はいかにも語呂が悪いが(笑)、こういう言葉の知識は無いものの、映像を見れば言わン賭することは分かる。あれは独自の入り方だったか。


ゴン格 カール・ゴッチ翁、ジョシュ・バーネットに駄目出し。

(無差別GP準決勝のノゲイラ戦の映像を見ながら)
ジョシュ 正直に言ってください。私は正しい力の使い方を知りたいんです。


ゴッチ ・・・分かった。君はキャッチレスリングの動きを全くしていない。両手にグローブをして、パンチのことだけを考えている。それに相手がグラウンドにいるときは、その上で動くかわりに、相手を挟んで引き込んでいる。全て間違っているよ。本当のことを言ってほしいんだろう?

孫引き引用元の
http://www.burningspirit.com/log/eid1489.html
が言うように
「この手の企画ではもはやお約束とも言えるゴッチのダメ出しがいきなり炸裂」

ジョシュのマニア魂的には「オオ、列伝文庫版「カール・ゴッチ編」ト同ジダ!!」と思ったことは想像に難くない。
というか、野球でも今、現役選手がカネやんのところに行くとしたら、カネやんトークを聞いたら、「うわ、ほんとに『走れ走れ』といってるよ。生で聞けた!!」と大喜びだろう。

同時に、83歳の身寄り無き老人であっても、たまに遠方から若者が来て、自分の自慢話や説教を聴いてくれるというのは、財産や社会的地位に関係なくこの上ない幸せではないかしらね。
この正月、田舎に変える人あれば、親戚の中で一番身寄りが少なく(いや、いても大抵話を聞いていないものだ)一番高齢の人をおだてて自慢話を聞いてみてはどうか。
得るものがあるかどうかは保証しかねるが(笑)、実は自分も、これ(=爺さんの自慢話に付き合うこと)がけっこう上手い。


ゴン格 あるキャッチ界のホラふき男

キャッチ史の解説で「マット・フューリーとトニー・チチーニーは多くの批判を浴びてきた」(31P)とあって何のことかと思えば「幼少期にカーニバルレスラーからキャッチレスリングの技を伝授された」と(ホラを?)吹聴してたんだって。

なんだ、それぐらい。スケールが小さい。
いいか、そもそも弥生時代から伝わる唯一の日本民族伝統武術で、父が東條英機のボディーガードを(略)


ゴン格 ヴァンダレイ・シウバ「大晦日はヨシダと闘いたい」

Q:闘いたい相手は?

ヨシダだね。彼とは2度戦い、2試合とも判定だった。前戦では判定が割れたし、完全決着をつけたい。(41p)

う〜〜ん、論理的には間違っていないのだが。
アローナとも2度闘って2度判定で、しかも1勝1敗では、とかは言っちゃいかんのかな(笑)。
ここで格闘技精神性評論家・( ´∀`)さんのご意見をどうぞ。


ゴン格 小斎武志、永眠

72p「小斎さんには総合格闘技へのやまぬ思いがあった。04年暮れ、実際にオファーもあって心はほぼ固まりかけた。しかし・・・・」

世の中というのは、やはり無限のIfの中に、たったひとつの現実がある。
だからこそこの世は、かけがえのないものなのだろう。合掌。