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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

いじめ自殺事件、県教委の不可思議対応を馳浩が告発

アンカテブログ経由
http://d.hatena.ne.jp/essa/20061103


はせ日記
http://www.incl.ne.jp/hase/schedule/s061026.html

伊吹大臣の指令により、福岡県筑前町の教委に出向き、いじめ自殺問題の現地聞き取り調査に入る前に、弔問をしたいと小渕政務官が、人間として当たり前の行為を現地福岡県教育委員会にお願いしたときに、だ。

 なんと、
 「関知しません!」
 と、突き放され、被害者の自宅の電話番号も教えてもらえず、「勝手にどうぞ!」とやられてしまったのだ。
 びっくりした小渕さんは、決して叱らずに、
 「じゃあ、私が直接弔問のお願いの電話を入れますから、電話番号だけでも教えてください!」
 と、頼み込んで、ようやく夜になって電話番号だけ教えてもらったそうなのである。

 ・・・その間、文部科学省の小渕政務官の部下でもある初等中等教育局の担当官も、弔問をしたいと願う小渕さんの意向に「なんでまた?」とばかりに迷惑そうにおろおろするばかり。
 悲しい気持ちになった小渕さんから、
 「私、何かおかしいことでも言いましたかね?」
 と、連絡があり、
 「いや、あんたはまともや! 弔問させていただきたいというのは人としてあたりまえですよ。そりゃ、おかしいのは現地の教育委員会文部科学省の部下でしょう。とにかく、小渕先生自身でご自宅に電話して、お父さんお母さんの了解を得てみれば!」
 と、激励した。

 夜九時過ぎになり、ようやく電話番号がわかり、小渕さんは直接弔問にうかがいたいことを連絡し、了解を得て、手を合わせてくることになったのだが。
 その小渕さんが、昨日、県教委での事情聴取終了後、筑前町の自宅弔問に向かおうとしたら、なんと、
 「関知しません!」
 と、いっていたはずの福岡県教育長が、
 「私も行っていいですか? 弔問に!」
 と、いけしゃあしゃあとついて来たそうなのだ。

県教委のこういう態度は大問題だが、この実態をきちんと公開した馳浩議員は大したものだ。
彼の政治活動がどういうものであるか殆ど知らなかったし興味も無いが、この態度は大きく評価できる。
厳密に言うと「政治家」の実績ではないが、政治家は直接権力をふるえなくても、知りえた情報をこういう形で公開することで別の影響を与えることもできる。それを教えてくれたといえよう。
これは開けっぴろげな馳の性格あってのものだろうけど。

これは逆に、マスコミが後を追うべきものだよ。
政務官が遺族を弔問したいと言った。
県教委はそれに「関知しない!」として電話番号も最初教えようとしなかった。


これだけでニュースになるじゃないか。