普通は見ないんだけど、小山評定ならみようかな、と思っている。
なにしろ日本史上唯一、言論によって一国を武力を用いず手に入れるというシーンだ。
・・・・というとかっこいいが、まあ要は故エディ・ゲレロなみに「ズルして、楽して、大もうけ!!」の場面である。
さて、歴史にネタバレも何も無いのだが、まあ概要を知っている方は、より楽しむために司馬遼太郎の原作で、功名が辻・・・・ではなく「関ケ原」(新潮文庫)の最終巻である三巻を手にとってほしい。
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1974/07/02
- メディア: 文庫
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書店にも、図書館にも無いところは無いはずだ。
ここに、京大教授の故高坂正堯が解説を書いており、山内一豊の話にも擦れられている。
この解説は小生が勝手に「日本三大文庫本解説」と呼ぶうちの一つで、あまりにもすばらしい。
【他の二つは浅羽通明の「イエスタディ・ワンス・モア」(小林信彦、新潮文庫)解説、池内恵の「戦争広告代理店」(高木徹、講談社文庫)解説である。どれも独立した読み物として楽しめる】