ゴング格闘技を読む。さて、どこから感想を書いたものか。
いまだ不気味なbodogファイトとMFCが「ヒョードル参戦」をほのめかした話についてはNHBニュースhttp://blog.livedoor.jp/nhbnews/
に紹介しています(情報はごく一部で、実際に読んでもらわんとあかんのだが)が、ミルコ・クロコップのインタビューが、もう出てこないであろうと思っていた新情報・新知識が出ていて驚いた。
最近、各雑誌で吉鷹弘氏が「総合用打撃理論」をひっさげて華々しく登場している。私は説かれても、それが正しいかどうか結局わからんのだけど(笑)「ほうほう、なるほど」と、そういう気にさせるんだよな。これが一番うまかったのは堀辺正史氏で(笑)、結局のところ、実験場たるリングで真偽を競うしかないよね。
さて、ミルコも今回のインタビューで、コーチと共に「優勝をもたらした、私の新しい打撃」を語っている。
シビアな彼はマーク・ハントに敗れたら、あっさりと当時のボクシングコーチを解任、新しいコーチを招いたんだと。
(この厳格さがないとやっぱり勝てないのかしらねえ)
「彼(新コーチ)は俺にたくさんのフックを打たせたんだ。『MMAではもっとフックを使うべきだ。もっと簡単に勝てるはずだ』って。俺もすぐにその意見が正しいことに気付かされたね」
「俺はもともと左利きサウスポーだから、これまでの右ジャブから左ストレートのワンツーに加え、手をあげることによってフック系、特に左から右のロングフックの打ち方がスムーズになったんだ。もちろんMMAでは、テイクダウンを警戒するから3連打まですることはないけどね」
うーむ。取材構成者も「ミルコとフックー意外な組み合わせだが」と書いているように、これまで「ミルコの強みは、本格的な打撃練習を積んだキャリアで伸びのあるストレートを打てること。専門的に学んでいない総合格闘家はフックはすぐ打てるがストレートは難しい」といわれていました。
実はここに対して、吉鷹弘氏が解説しているわけだが、それはあまりに詳しすぎるのでひとまず置いて、実際に読んでもらおう。