これは昔書いた話の、再引用。
http://blog.livedoor.jp/kan5555/archives/28387212.html
藤子F不二雄先生の短編で、宇宙船の乗組員の中に、すごい嫌なやつが
一人いてみんなに嫌われている、という設定の話がある。
乗組員がそいつを何とかしなければと、団結していくというお話。
実はそいつは”嫌われ屋”という商売で、人は共通の敵を前にした時にこそ
強い連帯感が生まれるものである、というオチであったと記憶する。
実はこの「きらわれ屋」、最後に船内の緊張が一気に高まったときに行った行動が、狂ったふりをして原子炉の制御棒を引き抜いて核の暴走を引き起こすぞ、と全員を脅迫するというものだった(笑)。
実際、アジア諸国の対立関係が今、表面的にでも収まっているのだから、嫌われ屋としては腕っこきだ。
藤子・F・不二雄SF短編集
- 作者: 藤子・F・不二雄
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2000/11/24
- メディア: 単行本
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