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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「選手ビザ」という、最後のタブーと謎(かな?)

NHBニュース経由で(アンテナからも行けます)
http://cafe.quietwarriors.com/?eid=442716

必読でスな。

PRIDEのアメリカデビューが果たして計画通りにいくのか、幹部は頭を悩ませている。 問題は外国人選手のビザ問題だ。 
(略)
ヴィトー・ベウフォードもPRIDEにとって重要な心配事のひとつである。 ビザ取得のためのアメリカ領事館での面接は来週に予定されており、ダン・ヘンダーソン戦に間に合うようにビザが発行されるのか、何の保証もないのだ。

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実際にあるのは、時間がせまってるからといって、プロのファイターになんと「観光ビザ」を取得させて日本で試合させようというもの。 「ブラジル人」で「耳が潰れ」てたら、本当の観光目的でも日本領事館でまず疑われるんです!  結局ウェブサイトで調べれば、その選手が日本で試合することがバンバン書かれており、その選手自身が日本国相手に嘘をついたことになり、大変なことに・・・ 

思い出すのが、例の川又誠矢vsPRIDEの論争。その中でPRIDE側が

「彼は観光ビザで選手の試合をさせようとした人間(だから信用できない)」と批判したら

「それを言うか。はっきり言って、それをやっていないプロモーションなんて存在しないんじゃないか」


という、あまりにもガチな応酬があったことだ。まあ事実は分からん、この件に関してはそれ以上話が進むこともなかったし、川又氏は「ビザに対してはノウハウが無かった」と他よりずさんだったことも認めている。

05年5月9日のコリアタイムズが「移民局が不法就労の外国人118人を告発した」という記事を掲載している。ここで目を引いたのは、同年3月19日の「K-1ソウル大会」に関して、ブラジルとオランダの選手が観光ビザで入国して試合をしたという部分。
該当するオランダ人は3名。(略)オランダ人はセーム・シュルト、そしてブラジル人とはその対戦相手だった”アマゾンの大巨人”モンターニャ・シウバのことであろう。

(「新日、K-1、PRIDEタブー大全2006」宝島社)

新日、K-1、PRIDEタブー大全 (2006) (別冊宝島 (1294))

新日、K-1、PRIDEタブー大全 (2006) (別冊宝島 (1294))


前から気になっていたのは、直前で怪我した選手の変わりにセコンドやスパーリングパートナーが出たことあったじゃない。

ランペイジvsムリーロ・ブスタマンチとか、小路晃vsヒカルド・アルメイダとか。
あ、けっこう名勝負が生まれてるな。
セコンドも一種の「仕事」だということでワーキングビザで来ているのかしらん。


まあ、もしこれがどこも脛に傷持つ身だとしたら、この問題がはじめて公になったのは確か上にあるとおり、2003年のイノキボンバイエでヒョードル移籍話が持ち上がったとき、榊原信行社長が「ビザ問題があるからヒョードルは上がれないはずだ」と言って以来。
いわば核のボタンを押したようなもので、いかに榊原氏が追い込まれていたかでもあり、勝負どころでとんでもない一線を越えられる、「バララッパ」(造語:グリフォン)の真骨頂でもあるのだろう。