よく考えりゃもう10月だ。「グエムル」と「ユナイテッド93」はみたいと思っていて見逃してしまいそうだよポコペン。
今月は見逃したユナイテッド」の代わりにワールド・トレード・センターを見に行くか。
と思ったらね、かのシュートな映画評論をやれるものの一線を退いている小林信彦が、週刊文春のエッセイの中で、珍しくページ全部を割いて日本映画の新作を絶賛していた(二週か三週前)。
「ゆれる」
という話。小林氏からの伝聞の範囲で、一言に要約すると、ある兄弟がいて、兄は地元で地道に家業を続け、弟(オダギリジョーで、小林氏は演技を絶賛)は東京で派手で楽しい?生活を送っている。その兄には美しい恋人がいたが、弟が帰省したとき、その兄の恋人を寝取ってしまう。
その後、つり橋で、兄と恋人が一緒にいたときに、女性だけが転落死する。
これは事故か、殺人か?・・・・・・・・・・ということで、そこから法廷ミステリーが始まる、らしい(かなりうろ覚え入ってます)
小林信彦は、基本的には私と好みの方向がぴったしで、面白いというものはたいてい面白いんだけど、才能がありすぎて、1の面白い差が紹介では10に膨らんでいることもしばしば(笑)。小生も、こんな風に本や映画、プロレスの面白さを誇張して紹介できるようになりたいもんですな(いや、ちゃんと等身大を伝えろよ)
ただこの「ゆれる」あんまりたくさんの館では上映してないみたいね。検索すれば分かるだろうけど
http://www.yureru.com/splash.html