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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

[音楽]「郷野スタイル」が直面する限界・・・いや入場の話だけど

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/headlines/20060921-00000031-spnavi-spo.html

・・・・相手のカーンからのコメントが発表されたが、その中身は耳を疑う内容だった。カーンは「試合においてはハイレベルなテクニシャンだと思うが、試合前のパフォーマンスは、はっきり言ってテクニシャンだとは言い難い」とバッサリ切り捨てたのだ。「おかしいなあ、試合のあとアイツは『オマエのダンスは最高だった』って言ってたのに……」。自慢のダンスにダメ出しされた郷野は茫然自失。さらに、次の決勝戦では準決勝、決勝と2試合あるため、決勝に進出すれば入場も2パターン必要となるが「2個は厳しい。アイデアが枯れた……」と、口から出るのは弱音ばかりだ・・・

実際の問題として、トーナメントで2試合行う選手が2回、別のパフォーマンスを行って両方の質を保てるのはまれだ。まあ、基本的にその心配の必要があるかは微妙だが(笑)。


それより、郷野聡寛が直面する喫緊の課題としては「デーブ・スペクター化」をどう阻止するかという問題がある。
デーブ化とは何かというと、この前の2回戦のマイク、GP決勝のあいさつと二階続けて披露した、ここに書くのもはばかれるような下品かつ、やたらとつまらないジョークのようなやつである。
正確にいうと、「つまらないジョークでみんなから失笑を受ける」という立ち位置を確保するというものだ。
これはこれで、仕方ない部分もあろう。
マスに露出するべきキャラクターは分かりやすくなければいけないわけだから。

しかし、デーブ・スペクターに関して、ナンシー関は短い生涯に残したその聖典(コラム)において、デーブの駄洒落を「偽悪者の悪人」と指摘している。
「偽悪」(=つまらない駄洒落をあえて言っている)は、「実はいい人」(実は本当に面白いことが言える)ということを表現しているが、「≪実≫の部分もつまらないかもしれない」ことをごまかしているだけではないか、ということだ。


デーブが当時、このコラムの「悪人」をまともに受け止めて、真面目に怒りを表明していたのが底の浅さを証明していて笑ったが、郷野に話を戻すと実際のところ、彼が喋りによって評価を受けたのはガチもガチ、厳しい審査を何度もくぐってのものだ。私はパンクラス参戦直後から郷野のコメントや文章を評価していて、早すぎて過大評価過ぎるといわれていたから良く覚えている。

特に「格闘Xパンクラス」では、外様なのに舌ひとつで後期の主役の座をGETしたのだから。まあ石川英司が綺麗に登場だけでオチを付けてくれることもあったけど。


で、その郷野のコメントが評価・注目を浴びた理由はひとつ

わ  る  ぐ  ち


である。いちいち列挙するまでもないだろう。
もちろん、「ガクトじゃねえぞ」
「闘いたいのは瀧本誠。」
「あの(中村s中尾の)試合見てたら、(ふさけたこと)言ってもいいかなって」
「でも地上波無いんだよね・・・そんなの知るかーっ」

これだけやっていれば十分だろ、という考え方もある。
しかし、郷野にはもっと、他団体や他選手をおとしめるような「悪口」を期待したいところだ。

ただ、もうひとつ障害がある。


「わるぐちは、榊原信行社長のキャラですので」と言われたときはどうしよう。
俺が悩んでもしょうがないが。