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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「計算高い」須藤元気が、なぜK-1ルールでイアン・シャファーと闘うのか

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/headlines/20060822-00000026-spnavi-spo.html

9月4日 有明コロシアム 17時開場 18時開始
【対戦カード】
K−1ルール 3分3R延長1R>
須藤元気(日本/ビバリーヒル柔術クラブ)vsイアン・シャファー(オーストラリア)

山本”KiD”徳郁K-1MAXトーナメント1回戦で村武洋を衝撃のKOで破ったものの、拳の負傷を理由に次の試合を危険。その後ミックスドの特別ルールを2回行った後、Dynamite!で魔裟斗戦、そしてマイク・ザンビディス戦で破れて以来、HERO'Sの立ち上げもあって総合ルールに専念している。
実に合理的かつ、納得いく話だ。なんだかんだと申しましてもKIDは打撃専門の本職ではない。HERO'Sがなかったころ、あの時期の「世間」に届くにはリスクの高いK-1ルールに挑むしかなかったし、そこで下馬評有利の元SB王者に完全KO、そして大晦日の舞台でK-1MAX王者にダウンを奪って賭けに勝ったのが「神の子」たるゆえんだった。


ひるがえって須藤元気
彼もあらためて見れば、総合ルールでの戦績はピカピカの一級品。とんちは鮮やかだよ、度胸は満点だよいっきゅうひんだ。
パンクラス(まあこのころは新人だしやや黒歴史があるが(笑)、それでも凄いよ)UFC、リングス、K-1・・・・・。
と同時に、UFCが防衛戦の認定もしていないUFC-Jベルトを個人的に山本喧一に対し「それを懸けろ!」とのアングルをつくり、勝手にやり取りをして現在もその「王者」の肩書きを名乗るなど、計算高さも一級品だ。
そして打撃に関しては「トリックスター」はあくまでもトリックスター。回を重ねていくごとにトリックはまるっとお見通しになるし、ルールも厳密に解釈されるようになるといろいろ手は打ちにくくなる。
ある意味、KID以上に打撃ルールを避けるべき選手なんだと思っていたが、K-1に再度登場し、しかも選手の欠場もあったとはいえ、元気と同様に総合メインの選手とはいえ、そこそこやりそうなイアン・シャファーとやるとは。


須藤はいかなる”計算”をしたのか。それとも計算を超えた、格闘家の魂、本能がこの男にもやはり制御できないほどあったのか。
応援しますよ。
CDは買わないけどさ。