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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

亀田大毅、虎舞竜「ロード」を歌う

試合をわたしの知らないうちにやっていた大毅くん。
見事に勝ったそうで、めでたしです。

で、歌ったのがT−BOLANの「Dear」と、THE虎舞竜の「ロード」であった。
・・・・また、予言者の「予言の書」をひもとかねばならぬようだ。


2002年以降に書かれたテレビ論は、すべてナンシー関コラムの注釈に過ぎない」という言葉がある。
ある、ってわたしがつくったんだけどな。
で、こういう書き方もまたナンシー亜流なわけだ。だからこのへんでやめとく。


それはそれとして、彼女は折に触れ、THE虎舞竜の「ロード」については文章を書いていて、たしか週刊朝日では、CMのほうがセルフで「いつになったら、ロードを歌わなくなるのだろう・・・」と突っ込んだのをネタにしていた。

このへんの文章を本当は適宜引用したかったのだが、今は手元に無い。
そこで、その周辺にあって、きちんとつながっている別の文章を見つけたので引用したい。
http://homepage2.nifty.com/butuUkai/bok/nancy.htm

1990年11月「宣伝会議
<実際に姿カタチがツッパリであるかは別にして、“銀蠅的なもの”に安らぎを覚える人間というのはいつの時代にもいるのである。これは本当にかなりの数、確実に存在する。銀蠅魂の灯は絶えることなし、と言ってもさしつかえない。>(116頁)



<私はつねづね「銀蠅的なものを求める人は、どんな世の中になろうとも必ず一定数いる」と思ってきた。そして、その一定数はかなり多いとも思う。あえて具体的数字を挙げるなら、自覚している人が一千万人、潜在的に求めているのは三千万人にのぼると推測する。>(1994『小耳にはさもう』朝日新聞社/143〜144頁)


<そう、日本人は(と大きく出てみたが)不良好きだ。とくに実害のない「不良」は好きだ。自分の息子が不良だとか、隣の不良のところに毎晩バイクが三十台集まってうるさい、ということになれば話は別だが。となると、遠巻きに見る安全が完璧に保証されているのだから、メディア(テレビ)の中の不良はもちろん好きである。そのうえ、不良と同じくらい「ちゃんとした人、立派な人」も好きなので、「元不良」というのは大大大好きということになる。>(1997『聞く猿』朝日新聞社/59頁)

たしかチーマー系の不良ではなく、ヤンキー系でないとだめだ、とも言っていたはず。
そこでナニワノベンケーが勝利し、たからかと「ロード」を歌う、と。


薔薇の木に薔薇の花咲く。
何事の不思議なけれど。


逆に、あのとき亀田大毅が何の歌を歌ったら、違和感バリバリだっただろうか?
これを考えるのも、また面白い。