http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/2261/sekaishi/j-commu-01.htm
【社説】メディア憎悪という現政権の「病」
大統領府は28日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の現在の立場と政界再編の方向を分析した朝鮮日報の「鶏肋大統領」と題した記事と、政権を批判した東亜日報のコラム「税金を払うのも惜しまれる略奪政府」を問題視し、今後両紙の取材を拒否すると発表した。朝鮮日報と東亜日報の記者には会わず、電話も受け付けないという。しかし現政権はこれまでも朝鮮日報に対して事実上の取材拒否を行うとともに、あらゆる暴言と圧力を加えてきたわけで、いまさら何かが変わるわけでもない。
李百萬(イ・ペンマン)広報首席は、朝鮮日報の記事が『三国志』の故事成語「鶏肋(鶏の肋骨)」を持ち出したことについて「国家元首を食べ物に例えた浅はかな隠喩(いんゆ)」と語った。
また東亜日報のコラムについては「政府を『略奪政府』と命名し、『泥棒政治』と呼びさえした」とし、「(この2紙には)背筋が寒くなるほどの根深い憎しみの感情が見受けられる」と語った。
「鶏肋」は「役には立たないが捨てるに捨てられないもの」という意味で、『三国志』を読んだことのある人なら誰でも知っている言葉だ。
−夫鶏肋、食之則無所得、棄之則如可惜。
あちらでは日本よりもう少し日常的な用語になっているようで、こういうのをみるとやはり文化を共有しているな、ということがしみじみとわかる。
しみじみといえば、三国志のこのシーン、横山光輝版では横山先生のあの味のある絵で(笑)再現されていて、また大テーマの「頭の良すぎる人はそれで失敗します」ということもよく伝わって、いいエピソードになっていた。
「大統領だけではありません!
あなたの周りにも、こんなに『鶏肋』はあるのです!」
って「さよなら絶望先生」とかで出てきそうなネタだな。