INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

本日がNHKスペシャル・南米特集第一弾

http://www.nhk.or.jp/special/onair/060721.html#

21世紀の潮流 ラテンアメリカの挑戦(2回シリーズ)
第1回「脱アメリカ宣言 ベネズエラ 7年目のチャベス革命」


アメリカの裏庭」と言われた中南米ラテンアメリカでいま続々と左派政権が誕生し、アメリカが主導する南北アメリカの政治・経済の統合にノーを突きつけ始めた。

アメリカはこれまで軍事力でラテンアメリカの政権を転覆し、IMF(世界通貨基金)や世界銀行などを通じて経済の構造改革を求めてきた。しかし、そうしたアメリカの対策が、独裁政権を生みだし、貧困と格差をもたらしたことに民衆が目覚め、当のアメリカに対して異議申し立てを始めたのである。

ベネズエラチャベス大統領は石油の莫大な収入を背景に社会主義革命を進め、ブラジルのルラ大統領はサトウキビから石油の代替エネルギーエタノールを生産し、貧困の撲滅をめざし、チリ初の女性大統領バチェレはピノチェト軍事政権下の負の遺産から脱却し、「成長と平等」を実現しようとしている。

新しいリーダーたちは互いに連携しながら、発展めざましい中国・インド・EUなどと急接近し、21世紀の「潮流」の担い手として表舞台にせり上がってきた。こうした動きに警戒感を強めるアメリカは、ラテンアメリカイラク後の不安定地域と位置づけ、その対策に本腰を入れはじめた。共存か衝突か、いま世界の熱い視線がラテンアメリカに注がれている。

チャべスが例の北朝鮮との接近を、テポドン発射にもめげず続けようということで、いよいよ他はいざ知らず日本では悪役になるかな、と思ったが、何しろもう編集も終わってただろうし(笑)、政治家が圧力で番組改編もしないだろうしで、予告編や上の紹介でもかなりチャべス政権の「明」の側面に光を当てたものになりそうだ。
しかし石油がある国はやはりありがたいから、日本は前に議論があったようにうまくおだてて、ベネズエラを独自に取り込むような外交というのも選択肢とするべきなのかもしれない。、アメリカとの関係でそんなのできないだろ、という人もいるかもしれないが、実はイランでそれに近いことをやっている。