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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ボブ・サップ告発。これが「K-1TV中継無し」の理由?

昨日付ブログのコメント欄

特命 『サップがドタキャン事件について声明文をマスコミ各社に発表した。グリフォンさん、川又氏を大きく取り上げたんだからサップのヤバすぎる声明文も取り上げなきゃダメでしょう。
http://ex9.2ch.net/test/read.cgi/k1/1151307123/63-68

取り上げなきゃダメってことも無いと思うが(笑)、これ単独で、そもそも内容が面白いから取り上げよう(笑)。
ただ、原文が今のところ「kamipro携帯サイト」にしかUPされていない様子。
あとちょっとまてば、正式な文章があちこちに出てくるだろう。今のところは上の某巨大掲示板に転載?されたものをテキストとするしかない。



しかしちょっと前まで恩赦だ特赦だと騒いでいたのに(笑)


ドタキャンサップに“特赦”?
http://www.daily.co.jp/ring/2006/06/22/0000056337.shtml

「特赦が欲しいのはこっちのほうじゃい!!」
「館長、落ち着いてください」


ただ、不思議なものでデジャ=ヴといいますが、何かこの顛末、断片的に聞いてた記憶があるんだよな。
◆サップは契約の試合数をこなし、オランダ大会当日はノー契約状態だった
◆サイモン・ルッツが被害者か加害者か、関わっている
◆つめた契約書を谷川貞治氏が拒絶した________


うんぬん。
何しろ暴露本、裏情報本にサイトが出るわ出るわ状態だったから、どれがどれやら。
今調べて思い出したのは、これをサップ本人の声明という、少なくとも一方からの主張が出る前にスクープしていた名誉は「MMA Ring Report( http://www.mmaringreport.com/ )」に、与えられるようだと。
ここは、ある意味新興勢力かな?
われわれもFightsportsやらMMAweeklyやらpuroresu powerは馴染み深いが、ここはあまりニュースソースにしていなかった気がする。



もちろん、サップ本人の声明は、それまでは論評しなくてもいい「噂」扱いだったものを、少なくとも反論しなければならないものに引き揚げるという点があり、それだけでも十分なんだけれども、衝撃の新事実つーのがある。

  • (1)プロモーターが「お前が戦わないと、誰かが傷つけられたり、死ぬこともあるぞ」と脅迫しました。私は強い恐怖を感じ・・・
  • (2)リングサイドで凶暴そうな男たちにに囲まれ、彼らは脅迫や暴言を私に繰り返してきました。そして、「K-1」の地元プロモーターたちが、「お前が戦わないなら、人が殺される」と再度私を脅したうえ、彼が拳銃を持っているかのような仕草までしたのです。「K-1」側もこの暴挙を知っていたにも関わらず、ただ傍観していました。
  • (3)フジテレビは、オランダにおいて私と「K-1」と地元共催者との間で起きた本当の事を知りながら、ただ黙って傍観し、イベント放送中と放送後も真実を全く語ろうとしなかった行為に極めて遺憾に思います。実は、私のロッカールームにフジテレビのスタッフもずっと居合わせており、出来事の一部を目撃しています。担当者の名前を知っていますが、友達だと思っているので私の口からは言いたくありません。彼女には勇気を持って真実を語ってほしいものです


  

  • (4)大石井館長に谷川氏を呼んでサインをするよう求めました。(略)その時石井館長は、契約書を初めて見たかのように装い、全く取り合ってくれませんでした。その後「K-1」の弁護士が・・・・

前半(1)(2)。
要は、サップとK-1 のトラブルがあろうと無かろうとそれはそれでいいんで、リングに挙げる際に、暴力の脅しがあったか無かったかが、大人の争点になるわけっしょ。で、オランダ社会のガラの悪さ、そして残念ながらオランダ格闘界とその手の業界の癒着といったら、いろいろあるわけで当然さもありなん、だと思うよ。
「地元プロモーターとこっちの興行は別」というしかないだろうけど、そううまくいくかねえ。


(3)
実はこれが横っ腹をがぶりと食い破るひと噛み、ひと刺しであってね。
要はPRIDEのときと同じよ。フジテレビを、当事者として引っ張りだし「あんたがたテレビ局は、こういう状況を知っててK-1を放送するのか、関わっているのか?」と聞かれるのが一番きつい攻撃となる。

K-1の今度の札幌大会が未放送となったとき「PRIDE騒動のあおりで、K-1も『イメージ』的に良くなく外されたのだろう」という予測がもっぱらだったが、もしもっと具体的な、たとえばこの「ロッカールームにいたフジテレビのひと」が社内コンプライアンス室に呼び出されていたら・・・・・(推測)


ただ、フジテレビの株主総会前だからこの声明は「フジテレビ株主」も宛先に加え発表するべきだったよ(笑)。
でもこの時期にあわせたのは深謀遠慮かな?こうなると、2002−2003に”世間”を席巻した「ボブ・サップ」という名前が、衝撃を何倍にも高める。
たしかフジテレビ株主総会は29日のはずだ。


あとこのひとは結局誰か。「彼女」ということで女性だと分かる。
現地オランダにK-1の仕事でフジテレビの社員として行ったひと。
これはじきに、スタッフロールでも見ていれば分かってくるだろう。つうかフジテレビは、この人にしゃべられなければいけない。というか他のメディアが会見を要求しないといけない。


「フジテレビの見解」をどこが聞けるか?週刊誌か、新聞か?それとも電話を掛けた名も無いファンか?、まさに株主か?



(4)センセイ・イシイ、まだ海外にも行ってたのか(笑)!!つうか仕切ってたのか(笑)!!
裁判所から怒られないのか。




ちなみにこの問題で、もうひとつ残念だったことがある。

わたしはhttp://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050309#p1に引き続き、目立たないように「fiction」と入れた上で、いかにもな翻訳調の文章を作成。

ボブ・サップが語るのは、大きく隠されている秘密のかけらのうちのひとつを、明るくして真実を表明です。
、その中で私がやめた理由で、大通りで立って叫べるほど確実なのは私の中にではなく彼らの中にあるところの正しく無い行いでした。彼らは暴力的に私の出場を成し遂げさせようという努力に、拳銃などをその力にすることを拒否せず、それは私のK-1に対して力を与えようという積極性を妨げるものでした」


・・・とかいう偽書を作りたかったのだ。
しかしホンモノの迫力には勝てなかったと(笑)