http://www.nhk.or.jp/special/onair/060707.html
公式HPのほうが情報量が少ないのですが、東京新聞に詳しい紹介がでていましたよ。
2回シリーズのうち、第一回は「石油の代替燃料エタノール」(最大の生産国はブラジル)がテーマ。
第二回は「7年目のチャベス革命」らしい。
どっちもこのブログを読み続けておられた人はご存知でしょうが、当道場本舗が興味を持って追い続けていた話題。
とくに第二回は例の「男一匹大統領」チャベス先生の活動を映像で見せるほか、単独インタビューにも成功したそうな。
新聞の紹介によると、やや好意的な描き方になっているようですよ。
そうだ、NHKスペシャルを最近かなり見のがしているので、この紹介サイトをアンテナに登録しよう。
ところで「南米のアルジャジーラ」って無いのかしら?
いや、どっかにそういうのが始まったOR始まるという記事を見たはずだが・・・と思って検索してみたらありましたよ。
やぱりチャベスの仕業だ(笑)
結局、大きな体制に挑戦するにはメディアというそうびが必要。それ無しではウィザードリィでいえば地下3階にも行けないだろ。
もともと、スペイン語圏で共通するという強みもあるしな。
昔々15年ほど前、NHKが主導して世界のキー局をつないでCNNに対抗する”GNN”(グローバルニュースネットワーク)構想というのもあったんだがね。中心人物のシマゲジが醜聞で失脚、構想は費えた。野中広務はこの構想で一躍脚光を浴びる。
http://kei-liberty.mo-blog.jp/taihikinsi/2006/05/post_af3f.html
◎2005年8月
ベネズエラの首都カラカスで、
南米全体を網羅するテレビネットワーク「テレスル」が始動。
実質的な運営はベネズエラの情報省が行っており、
「反米主義」的な色合いが強く出されている。テレスルには、ベネズエラ以外にも
アルゼンチン、キューバ、ウルグアイが共同出資。
「南米のアルジャジーラ」を目指す。同ネットワークの関係者は、
CNNやBBCなど欧米系の情報網から独立した、
テレビネットワークを築くことで
地域主導による南米統合を推進する手段になると説明。同放送に対しては、
米政府や議員から多くの反発が起き、
米下院は「テレスル」への対抗手段として、
米国からベネズエラ向けの
国際放送を開始するための法案を通過させた。
このほかに、
http://kei-liberty.mo-blog.jp/taihikinsi/2006/05/post_522a.html
http://kei-liberty.mo-blog.jp/taihikinsi/2006/06/post_956c.html
というエントリもまた面白い。この「待避禁止」は面白いのでアンテナに加えました。
さらに、そこからリンクをたどるとこんなんまであったぞ(笑)
「チャベス・ウォッチ」
http://park5.wakwak.com/~asia/inform2/hugo_chavez.htm
そして船橋洋一はかく語る。
http://opendoors.asahi.com/syukan/briefing/785.shtml
対中接近は米国に対する当てつけにもなれば、ある種の牽制、保険にもなる。
しかし、彼らにとっての中国の魅力は、結局は貧困問題に行き着く。中国が貧困を解決はできないまでも克服してきたそのやり方への関心であり、敬意なのだろう。
中国のやり方、「北京・コンセンサス」が最後に高笑いしたということではない。中国の「腐敗、格差、環境」の矛盾は深刻である。中国の指導者が本当に「こぼす」時代がやってくるだろう。
しかし、中国が貧困を克服するために大きな躍進を遂げたことは間違いない。
貧困をいかにして克服するか。
米国のやり方なのか、それとも中国のやり方なのか。
それは、社会の組織、政治の統治、世界の秩序・安定の理念と構想をめぐる二つの考え方の間の葛藤でもある。
米国の対中警戒感はまさにそこに根ざしている。米国は「北京・コンセンサス」という中国のアイデアに脅威を感じ始めているのである。
船橋氏といえば、彼の紹介した「海洋民主主義国家連合」構想についても、あとで触れたい・・・と前から言ってて実現して無いな。