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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「UFCのPPV契約が80万件」説の虚実から見えるもの・その2

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060623#p4

からの続きです。
さて、私は情報を知るのが遅かったので、逆に惑わされることが無かったのですが、「UFCのPPV契約件数が80万件」という話は、当のダナ・ホワイトUFC社長が否定して騒ぎが収束したものの、活字化したものは多かったようだ。
(もちろんダナ・ホワイトが何らかの理由(石井館長のように脱税?)で数を過少に表明したのかもしれないが)
先週、今週と週刊ゴングが活字化したのは既に触れたが、「週刊ファイト」も2週連続でそう報じたらしい。
同紙6.28号。

昨今の米PPV事情については、本紙先週号で谷川貞治FEG社長がインタビュー記事で述べている通り、先の『UFC60』のPPV契約世帯数が80万件あったという。1回の視聴料が40ドルだから、ざっと32億円の売り上げ。米国の場合は大会主催者とテレビ局が折半というから、1回の収入で16億円も収入が見込めるのだ。

ゆうちゃ悪いけどな、「Y.Iの独言と提言」でもこの数字を基にして議論してるよ!!
「殺し」が足りんのだよ!!(ドンッ)

うむ、これじゃあhttp://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-322.htmlが流れるまで、皆信じたのも無理は無い、だ。
つうか記者さんは上のサイトを登録しとけって。

ここで一騎に信頼性が下がった記事をさらに続けるのもナンだがこの記事はこうも書いている
WWEレッスルマニアは80-100万世帯」
WWEの毎月のPPV大会が20-30世帯という」
K-1のラスベガス興行PPVは赤字にならない程度」(谷川氏本人談)


そのほか、日刊スポーツもそう報じたそうな。

Tonic 『>PPV契約が80万件
ボクシングのスーパーファイトで通常30〜40万件ですからあり得ないでしょう。先月のデラホーヤの復帰戦が80万件を越えて話題になりましたから日刊がそれと混同してしまったのではないでしょうか。』

評価はともかく有名ではある「探偵ファイル」も報道。
http://www.tanteifile.com/diary/2006/06/16_01/index.html

これらの元ネタなのか、それともあっちがこっちの情報を受け取ったのか、海外サイト(ブログ)もレポートしている。
http://completevaletudoaccess.blogspot.com/2006/06/k-1-gets-16-million-from-ufc.html
http://man-magazine.com/index.php?option=com_content&task=view&id=1605&Itemid=2

さて。となると、こういうデマの発生原因とその動機はともかく(GAME AND MMAサイトは、一部が誤訳に起因していると推理している)、最近巷間に「風説が流布」されている(笑)、「PRIDEはアメリカで稼げばいい。FOXスポーツでPRIMEタイムに放送されていることだし、これを足がかりにアメリカでPPV放送の収入が入っていけば、フジテレビが無くてもやっていける」てな議論の信憑性はいかばかりでしょうか。
第一「PRIDE USA」の責任者自体が、「アメリカで成立するかどうかは、米国の選手が活躍できるかどうか、この一点です。アメリカ人が強くなければ、全然興味がないんですから」と分析している。
われらがジョシュ・バーネットダンヘン、筋肉三兄弟とかだけで大丈夫ですか?
ジェンス・パルヴァーだって離脱するわけでしょ?

http://zenzen.jugem.jp/?eid=950

http://gameandmma.blog29.fc2.com/




森永卓郎さんもエコノミストとしてご託宣していたわけだが、この間違いを基に論じてたりして無いだろうな。。
おっと、試みに検索してみたら森永氏のブログがあった。
http://blog.goo.ne.jp/moritaku_goo/


まだ週刊プレイボーイの氏のコラムを読んでいないので、根拠は別に書いてあるかもしれない。
まずコラムを読んで、疑問点があったら後で直接聞いてみるか。




【メモ】誰も寝てはならぬ

予言と預言