記者会見に関し、公の場での声明はおかげさまで昨日付けに追加したリンクでほぼ全文を読むことが出来た。
だが、その後囲み取材があったそうで。
このリンク先も信頼性という点ではどれほどのものか知らないのだが
http://www.tanteifile.com/diary/2006/06/09_01/index.html
会見後、ファンを“シャットアウト”しての囲み取材では、DSEの顧問弁護士も登場。
退場せずにこの様子を遠くから眺めるファンもいた。
最初はマイクでファンにも聞こえるように答えていた榊原社長だが、質問がディープになるにつれマイクの音も小さくなり、しまいには肉声からでないと聞こえないほどに。ファンの中には「さっき信じてくれって言ったばかりなのに何をコソコソやってんだ?」と心配する人さえいたが・・・
これは意図はともかく、ファンサービスと説明のために公開で記者会見を行った(しかも時間の都合でファンとの質疑応答は一方的に中止)にしてはうかつな行為だった。
だって、一方的に社長がしゃべるだけならHPにリリースすりゃいいわけであって、記者会見を開くことが何らかの信頼性に寄与すると見られるのは、必ずしも好意的だとは言えない”外部”の人間が質問を浴びせ、それに渦中の人物が答えるガチンコな部分があるからこそだろう。
そこをリンク先によれば「ファンを“シャットアウト”しての囲み取材」させるというのは意味ナッシング。
榊原氏の会見から、そのまま記者さんからの質疑応答につなげればいいだけだったんじゃありませんかのう。
会見は読めたので、この「囲み取材」のほうの、まじりっけの無い文字再現を読みたいものだ。
そして、ここでは谷宜憲 顧問弁護士(名前はhttp://sports.livedoor.com/article/detail-3633796.htmlによる)も同席している。
そして核心というか、個人的に気になっていたことについてやり取りがあった。
暴力団との関係を否定−肯定するときに、今までの報道の中で一番はっきり白黒が付くのは、2003年イノキボンバイエ直前の榊原信行−川又誠矢会談だったと思っていた。
「会った/会っていない」「同席していた/同席していない」のデジタル的二者択一だからね。
ところが、囲み会見では意外なことに
弁護士:あなたね、道を歩いていてね、誰が暴力団関係者かわかりますか?
と、暴力団関係者と認識して会った事はないが、“無意識に”会った可能性については残した。
まあ、そりゃそうだな。ことにこういう業界では「芸能会社社長」「芸能プロデューサー」「コンサルタント」とかの肩書きを持つことが多いわけだし。果たしてコレ、榊原ー川又会談に関しての話なんだろうか?
そもそも、榊原−川又会談のような重要会談に際し同席した人ってだれなんだろう。弁護士とかとはまた別だし。
そこらへんを「ハッキリ・ハッキリ」ハッキリエイドしないから、あらぬことを?疑われるのではないんじゃないんじゃないんじゃないだろうか(婉曲表現)。
その人が、榊原氏も気付かない裏の顔があるのだとしたら・・これは榊原氏の「うっかり」だ。
そんなものうっかりで済むか、ありえるかとの声もあるかもしれないが、なに試合中に柔道着を脱いだうっかりさんもいるぐらいなのだ(笑)。
実際、ネットサーフィン中に目にして今どこにあるかは分からないのだが、
「暴力団関係者と認識して会ったことは無い」とかいう言い回しをしていたはずだ。認識せずあった可能性、これは微妙だ。
川又氏だって、今は辞めたことになってるそうだが、それでも「元・暴力団関係者」であることは確定しているし、一生付いて回る肩書きなんだろうし。
【補足】http://d.hatena.ne.jp/frigidstar/20060610経由で
http://gekokujo.jp/~zanshi/cgi-bin/ura/cbbs.cgi?mode=one&namber=6601&type=6574&space=165&no=0
にも「認識」云々の話は出てくる。私の記憶にあるのはこれではないから、いずでにしても探偵ファイルとあわせダブル・トリプルソースがあるというわけだ。
「暴力団関係者と認識して同席したことはない!」再度アタックする記者。すると名言が生まれました。曰く、生きていれば色んな人間と同席するから(笑)可能性はある、だそうです
はい、皆さんポイントをまとめておこう。
「2003年大晦日直前、ヒョードル参戦をめぐり話し合われた榊原−川又会談。
このとき同席していた人がいるかいないか?いたら何者か?その人が、暴力団関係者だった
可能性はあるか?そうだったとして、榊原氏はそれに気付かなくてもやむを得なかったのか?」
「捜査関係者」の話を記事にするのは守秘義務違反か、
榊原社長はファンの前では「調書を取られたことなんてありません」と断言したが、「神奈川県警に事情聴取された日付は?」と聞かれ、
弁護士:それは神奈川県警に聞いてください。週刊現代の内容が神奈川県警の関係者の言葉であれば地方公務員法違反。そこから情報を流した記者の行為も犯罪。
と、“潔白”にも関わらず、なぜか記者らに釘を刺すような言い回し。
谷宜憲弁護士、わざわざ問題を大きくしてるよ。
取材源秘匿、編集長らに認める・東京地裁
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060525AT1G2502G25052006.html
読売新聞が問われた守秘義務問題
http://www.ewoman.co.jp/2005_news/gimon/19/02.html
本当に「捜査関係者からの証言を記事にすると地方公務員法違反だ」という種類の主張をするなら、これはこれでひとつの立場だろうが、まあ実際に告発・告訴できるかどうか。論点としてはおもしろかろうが。
と、論点は拡大しつつ収斂されていくのでありました。
ふう、これで週末はほぼ一区切りだな、このブログも、来週の週刊誌などが騒がなければ通常営業再開だろう。