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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

記録とダーウィン進化論

http://blog.q-q.jp/200603/article_89.html
にて。

・・・●ともかく朝青龍は強い。大鵬北の湖と戦わせたいぐらい強い。では、朝青龍は、伝説上の横綱たちと比べて、どのぐらい強いのでしょうか。勝率で比べてみました●次の三人の関取の中で勝率がいちばん高いのは誰でしょうか?・・・ 

詳細はリンク先にゆずるとして、昨日だか一昨日だかの産経新聞黒田勝弘氏(ソウル支局長)のコラムに面白い話がのっていた。
要約すると、韓国はこの前のWBCで盛り上がったのはいいのだけれど、まだ勝った負けたの大騒ぎで、野球を深く楽しむマニア的な層は少ない。例えばあれだけいい試合だったのに、WBCではどの新聞にも選手のスコアが掲載されていない。
野球は特に、記録を楽しむスポーツでもあるのに・・・・というような話だ。
ちなみに、「韓国はそういう(記録にこだわる)『小さな野球』ではなく『大きな野球』をやっている」と自慢しているそうな(笑)


まあ、野球にしろ相撲にしろ、例えばこの前の「1R連続KO世界記録は塗りかえられるか?」でひっぱったボクシングにしろ、記録を媒介にするとまた面白くなる・・・・という話は折に触れ述べた。
リンク先のクイズは、江戸時代の記録すら残っているからこそ楽しめる見方だろう。


さて、それに関連して「野球において、黎明期、神話の時代には多くの4割バッターがいたのに、今やあの天才・イチローでもなかなかにそこへは到達できない。やはり以前のバッターは凄かったのだ」とかいう議論がありますよね。


ところがこれを、進化論の立場から説明した人がいるのよさ。
これは私が敬愛する故・向井敏さんの書評から知った知識で、逆にもとの本の題を忘れてしまいはたと困ったんだが・・・ネット時代と言うのも善し悪しですな、あっさり「進化、4割」などのキーワードで見つけてしまった。


http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/05season/column/200503/at00004334.html
(ここに出ている向井由紀男万起男氏と向井敏氏は無関係である)


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150502862/250-7519968-2353834


http://www.ne.jp/asahi/wtnb/2000/recommend/genre1/gould.htm

・・・このパラドックスを解くカギは、統計学の理論にあります。ある母集団の全体的な特徴の指標として、「平均値」を採るかそれとも「最頻値」を採るかによって、また「変異の幅(広がり方)」とその制約条件をどこまで考慮するかによって、その母集団に対する理解、とくに経時的変化の理解は全く変わってくるのです・・・

変わるんだそうだ。いろいろ。
というわけで「剛速球という言葉は江夏のためにあった」とか「今の投手は走り込みがたらん!カネやんを見習わんかい」などといまだにぬかす御爺さん方こそお読みになるといい。




ところでですな、最近のプロレスラーはなんとも個性も無いし軟弱な連中ばかりですな。
ブルーザー・ブロディのような選手が今いれば、ヒョードルなんかイチコロなのに・・・・
(註:これは進化論との関係すら無い)