INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

米国リアリティー・ショー

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060317
で紹介されていることで思い出したがWOWOWでは明日から「30デイズ」が放送されるという。説明はhttp://www.wowow.co.jp/extra/30days/contents.htmlにて。
町山智浩ブログではこれを製作したモーガン監督の「スーパーサイズ・ミー」は既に紹介されているから検索してみなされ。

リアリティ・ショーはCSで専門チャンネルが出来てるとか(調べればわかるんだろうが省略)。社会派リアリティ・ショーもあればお笑いリアリティ・ショーも,おなじみ「ジ・アルティメット・ファイター」もある。
黒人の立場でものごとを見る、という立場逆転と言えば古典的名著

「私のように黒い夜」つうのもあるよね。

http://www.fukkan.com/vote.php3?no=26590

一白人作家が黒人に変身して見かつ体験したものは何か?ベトナムでの後退、キング牧師暗殺、アメリカ最大の危機を爆発させた土壌は、白人の黒人に対するいわれなき差別、本能的侮蔑を、その内側からえぐり出した全米を衝撃した問題の書。(1968年発行当時のコピーより)

ありゃ、絶版じゃん。そしておやおや、ここで復刊されるのかな。
http://www.bls-act.co.jp/bm/release.php

それから、黒人が黒人同士でNigger、Bitch,それからCreatureという言葉を・・・という話に関してはたとえば「支那」「台湾国民」という用語などと類似点や相違点を考えると興味深い。ロジカルに詰めると、ある種のダブルスタンダードというものの存在は間違いなくある。では、ダブルスタンダードの存在を否定するのでは無く、「切実な、やむを得ざるダブルスタンダード」というのもあるんじゃないか?という仮説はどうだろうか。


町山氏が陣頭指揮を執った「宝島30」は呉智英が大いに執筆者としても、また全体のテイストにも影響力を発揮していた(直の面識はどのぐらいあるのかな?)が・・・そうだ、けっこういい企画のような気がするが、呉智英氏にこのリアリティショーの映像を見せて、とくに上記「Bitch」や「Nigger」へのそれぞれの態度を思想的に評してもらいたい、と思いついた。

呉智英氏はアフリカン・アメリカンの問題については、確か「黒い憂鬱」と言う本を高く評価していたはずだ。

黒い憂鬱―90年代アメリカの新しい人種関係

黒い憂鬱―90年代アメリカの新しい人種関係