INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

柔術的にみた、ジョシュ・バーネットのグラウンド

昨日付にあるように
http://hinerin.blogspot.com/2006/02/blog-post.html
を、ちょっと右から左に振っただけで

http://d.hatena.ne.jp/migisoyo/20060228

という良質エントリを完成させる俺。ホリえもんエドワード・エルリックも真っ青の錬金術師と言うべきではないだろうか。


それはともかく。

・・・ジョシュは組み技のバリエーションは決して多くないし、サブミッションに特別な鋭さがあるわけでもない。パウンドは強烈だけれどもKOを狙うほどの殺気はない。スープレックスもあくまでつなぎ技だ。ジョシュはあくまで、オーソドックスなテクニックを組み合わせることによって、知的に無駄なく攻めて、相手を十分に消耗させた上で最終的にはサブミッションによる一本勝ちを狙ってくる・・・

うむ。オールラウンダーは結構、現実のシーンでは軽んじられる気配もあるのだが、それはまた、実際のところ本当に全局面で戦うリアル・オールラウンダーが稀ゆえであるからかもしれない。
また、ここで「最後は極めてやる!」という意識は、間違いなく「極め」に特別の価値を置くUWFイズムの洗脳があってこそだと思う。普通のアメリカのMMAの土壌から出てきたら、たぶん最後まで殴って殴って殴りまくる形でフィニッシュを迎えるだろうからね。

しかし、そのUWFから佐山聡が「掣圏道理論」、船木誠勝が「野獣の時代」という考えを打ちたて、「ややこしい関節よりは倒れないレスリングと、パウンドを狙え」となったのは皮肉と逆説だ。
とにかくリンク先には、図々しいお願いを聞いていただいてありがとうございました。