「周年」関係で覚え書。前回メモがわりに書いたように、今年は226事件の70周年だが、それとは別に子どもの中ではいまだに悪のヒーローとして現役の、怪人二十面相も登場70周年なのであります。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050227#p1
江戸川乱歩が、初の少年向け作品「怪人二十面相」の連載を開始し、
小林少年と少年探偵団と仇敵怪人二十面相が全国の少年少女の前に
姿を表わすのは、昭和十一年一月、時しも226事件の1カ月前である
(浅羽通明)
仮に実在したとして、初登場の時切り良く30歳とすれば100歳。無理に、20歳の若き怪盗だったと考えて90歳。「いまだに生存、現役」でおハナシを作れるギリギリの時かな。
(註:別に初登場の年が、リアルタイムで同じ年であるとは書いていないけどね。上の浅羽氏の創作でも、既に活躍してるわけだし)
西村京太郎の「名探偵が多すぎる」「名探偵なんか怖くない」「名探偵に乾杯」などのシリーズには実名?つーか二十面相のキャラがそのまま登場した(ルール違反だと咎める声もアリ)。
伝記「怪人二十面相・伝」は「完全版」が出版された。あ、これで生年は確定?してしまうか。
- 作者: 北村想
- 出版社/メーカー: 出版芸術社
- 発売日: 2002/12
- メディア: 単行本
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しかし、小学生から成長した今になって思えば、やつのトリックの無理矢理ぶりには頭がさがるよな(笑)。ほんとうに不可能だろ、ってのもあるし、それより何より「なるほど、しかしそれをやってどうなるんだよ?」ってのが多い(笑)
「機動警察パトレイバー」の内海課長じゃないが、ほんとに「手段のためには目的を選ばぬ男」だった。
怪人七十、古来希なり。