朝日新聞社の書籍販売PR誌「一冊の本」に姜信子氏が連載している。
2006年2月号では、某朝鮮学校の合唱団が歌っている歌詞が紹介されているのだが、これが例によってケッサク。記録として保存しておこう。
日本の地に
われらの同胞が暮らすさまざまな場所に
誇らしき総連組織を立派に作り上げ
祖国のため 権利のためあらゆる犠牲を顧みず
知恵深き労働者たちが団結して働きます
わが国の事情も あらゆる国々の情報も
正しく伝える新聞通信を整えて
千里馬となって力強く進む社会主義
われらの祖国の英雄に学びつつ
良き公民として暮らします
エヘヤ ああ素晴らしい テヘヤ おお素晴らしい
われらの誇りはこんなにも数多い
世界に向けて誇りましょう
われらの歌、われらの調べ、われらの文化を守りつつ
この世界にわれらの誇りを広く広く鳴り響かせましょう
首領様のありがたき教えを胸に刻んで奉じて働くわれらの誇りは
ちょっとやそっとのものではないのだから
ちょっとやそっとのものではないのだから
いつ歌詞を読んでも、この系統の歌は味があるなあ。
こういう歌を、ばんばん歌って周りをひかせてほしい。
と言っている間に、こんな判決が出ちゃいましたが。
http://www.asahi.com/national/update/0202/TKY200602020312.html
引用されている判決文は、こんなに踏み込んでいいのかっつう感もあるのだが。
「朝鮮総連の活動に公益性なし」福岡高裁、逆転判決
2006年02月02日19時35分在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関係施設、熊本朝鮮会館(熊本市)の固定資産税などを減免したのは違法として、市民団体代表が熊本市長を相手取り、減免措置の無効確認などを求めた訴訟の控訴審判決が2日、福岡高裁であった。中山弘幸裁判長は、会館を拠点とする朝鮮総連の活動が「『我が国社会一般の利益のために』行われているものではない」として、減免を適法とした熊本地裁判決を変更し、減免措置を取り消す逆転判決を言い渡した。市民団体側の弁護士によると、朝鮮総連関連施設への減免措置を取り消した司法判断は初めて。
訴えていたのは「北朝鮮に拉致された日本人を救出する熊本の会」の加納良寛会長。
判決は「朝鮮総連が北朝鮮の指導のもとに北朝鮮と一体の関係にあり、北朝鮮の国益や在日朝鮮人の私的利益を擁護するために活動している」と指摘した。
また、朝鮮総連側から市に対する会館利用状況の説明についても、公益性が客観的に認められる資料の提出がないなど「疑問がある」とした。
そのうえで「減免事由があるとは認められない」と結論づけた。
幸山政史・熊本市長は「高裁が地裁と全く違う判決を出したので戸惑っている。今後の対応については、判決文を読み、早急に検討したい」と話した。
朝鮮総連熊本県本部の金末幸(キム・マルヘン)委員長は「不当な判決だ。朝鮮会館は在日同胞の心のよりどころ、公民館だと思っている」と述べた。
熊本朝鮮会館は鉄骨4階建て延べ約440平方メートル。市は、このうち朝鮮総連熊本県本部事務室や図書室など約390平方メートルについて「公民館に類する施設」として、03年度分の固定資産税と都市計画税計30万5300円を免除していた。
一審は、会館は教育、学術に関する事業をするのにふさわしい会議室や図書室などを備えているとして「公民館に類する施設として減免した市長の判断に裁量権の逸脱はない」としていた。