というわけで微妙だとか、2月の他団体に比べカードが弱いとかなんだとか、散々言っておきながら結局は行ってしまったパンクラス後楽園大会。結果はスポナビとか、各種のブログを見とくれ。あと、お客は最初の出足は悪かったものの、結果的に満員でした。
(でもリングサイドは1列)
掣圏が政権奪取へ?
今回、なかなか戦績がパッとしなかったり、勝ったとしても圧倒的な内容とはいかなかった掣圏道戦士二名が、「男たちの大和」大ヒットの威光もあってか(ないない)、ものすごい勝ち方を見せましたよ。
瓜田幸造が、渋谷系(キラービー)に喝!!
40秒足らずで「前振りはいらない」とばかりの失神KO劇。マグマだ。
福田力はぐんぐんと上がっていくものかと思っていたが、意外な結果に。
当初、「キラービーは無傷で、最強集団として、誰も手がつけられなくなる化け物チームに育っていくんじゃないか?」と思っいたものだが、この前の小路選手もふくめ、その潜在力は間違いなくあるものの、そう簡単なものではないのだなあ。
桜木裕司が秋葉系(佐藤光留)に喝!!!
それも、初代タイガー直伝のローリングソバット!!
総合で、バックキックをボディに決めて勝利したのは郷野聡寛の修斗での試合ぐらいしか記憶にない。
真っ赤な血潮が荒れ狂う
野生の体が ムチになる
ああ お前は虎だ命知らずの
(「お前は虎になれ」)
あの敬礼ポーズも、勝ったときに見せてもらうと神々しくある。
【補足】桜木裕司vs佐藤光留の試合は最初から最後まで「ニュース侍!」の中で見られます。
初回放送は終わったので1/28午前零時、午前7時、正午、午後5時。
おいらの秘密はほうれん草 ポアイ ザ セーラーマン
とはいいつつも、ヘビー級トーナメントの本命はポアイ菅沼だろうけれども。
まだ弱点、付け込む余地はあろうけれども、将来にわたりどんどん強くなるだろう、という点ではやはり彼っぽい。
DEEP、PRIDEと進んでいき、まだ日本語はしゃべれない彼だけれども、日本陣営ヘビー級の切り込み隊長ということになってるかもよ。
佐藤光留
結局、かっこつけたパフォーマンスだろうと泥臭いアピールさろうと、はるか異次元のネタだろうと(笑)、最後に「試合で勝つ」ということによってしか完結しないのだなあ、と。
ただ、今回のパフォーマンスおよびトーナメント出場の覚悟のほどは、会場配布の「ハイブリッドニュース」にくわしい。公式サイトでも、後日見られるはずだ。
そういえば、最近は入場曲「サバンナチャンス」にヘンな前奏をつけてギャグにしているのだが、今回は虫の声?のような効果音。どういうネタだったのか・・・
北岡悟vs井上克也
前回、一度対戦したときに比べたら北岡悟選手がすごく強くなった(作戦を練った)ことははっきり分かった。タックルが切られることを前提に、そこから引き込むのもなかなかうまく行っていたし。
しかし、最終盤に打撃で猛烈に巻き返し、なんとか王座を守った井上もまあすごかった。一時期の勢いはなくなったけれども。
北岡は3R、姑息にタックル、切られる、ガードで引き込み狙う、で時間を稼げばよかったのにな。
ただやっぱり、井上が菊地昭に負けたことを「かっこ悪い」と北岡が批判する資格はないよなあ、と思いました。
あとひとつ、試合前に北岡がもらったぬいぐるみは初登場ではなく、この前北岡が勝った試合でも持っていたのですが、てっきり今まで「ミッフィー」だと思っていたら違うらしい。
大石幸史は負ける
石毛大蔵が強い(膝の猛攻は見事)のも事実だが、大石のほうがパンチは当ててるんだよ。
ところが、当たっても、ただそれだけなの。わずかに1、2回、一瞬石毛はぐらついたがそれだけ。そういえば今までも大石は、パンチで一発KOとか奪ったことはほとんどないよね。
http://d.hatena.ne.jp/hitokui_yoshiki/20060127
相手の石毛大蔵選手同様、寝技に行く気は毛頭無し。
まあ、それは一つのゲームプランとしてはありなんでしょうけど、闘い方がいただけない・・・。
前と後ろ一直線に行ったり来たり。
そう世界の定説をずらり無視!
案の定、打撃を被弾しまくりでリング上は「血塗られた木曜日」状態・・・。
加えてベタ足がゆえにいいのが1発入っても追撃できず・・・。
逆に何度も捕まって首相撲からの膝地獄・・・。
大仏 『sky-Aの中継は2/2(木)24:00〜だそう。ご予約はお忘れなく。』