2006年1月号 / 12月1日発売 / 定価680円(本体648円)
総力特集
忍び寄る中国覇権に屈するのか
国立追悼施設は不要不急なり
上坂冬子(ノンフィクション作家)
中国におもねる政治家諸氏よ、恥を知りなさい。私はありったけの声で反対を叫びます
石原慎太郎「核」発言は迫真
2020年――
中国の「核」が世界を制す
伊藤 貫(国際政治アナリスト)
中国の核威嚇に対して日米安保は機能せず。ならば日本の取るべき対抗策も核しかない アメリカ国務省元高官の警告
日本に挑戦し、辱めるのが
中国の狙いだ
ジョン・タシック(元国務省中国分析部長 ヘリテージ財団専門研究員)/古森義久(産経新聞ワシントン駐在編集特別委員)
日本にとり最悪の選択は「中国の言いなり」になること。靖国ODAで毅然たる態度を
過信は禁物 日米同盟は磐石ならず
奥山真司(地政学研究家)/坂元一哉(大阪大学教授)/村田晃嗣(同志社大学教授)
中国の「平和的台頭」という名の極めてアグレッシブな「勃興」に日米はどう対抗すべきか
特集
これぞタブーなき内部告発!
東京女子大学よ
私の何処が「不名誉」なのだ
林 道義(元東京女子大学教授)
不当に見送られた「名誉教授」授与。自称・敬虔なキリスト教徒が支配する学園の闇を暴く あの「靖国傍論」判決批判の裁判官がクビ?
我、「裁判干渉」を甘受せず
井上 薫(横浜地裁判事)
「傍論なき判決」を下したとして叱責されては本末転倒。判決は短い方がいいではないか
菅、鳩山、岡田三代表に仕えた知恵袋が明かす
官公労に牛耳られた民主党よ、さらば
島 聡(ソフトバンク社長室長・前衆議院議員)
郵政民営化に賛成したために組合から推薦されず惜敗。実業界への転身を前に党に遺す言葉
特集 女系天皇と国家の品格を問う
「天皇制度」崩壊の秋(とき)
所 功(京都産業大学教授)/長谷川三千子(埼玉大学教授)/八木秀次(高崎経済大学助教授)
あの敗戦でも護持された「国体」が、女系天皇容認によって崩壊してしまうのでは……
女系容認・長子優先は皇統断絶への一里塚?
有識者会議の答申は、二千年続く日本の皇室伝統を破壊するのか、守ることになるのか■世にも恐ろしいことを 藤原正彦(お茶の水女子大学教授)■しなやかに対応を 高橋紘(静岡福祉大学教授)■廃絶の危機に直面 原武史(明治学院大学教授)■伝統文化を揺り動かせ 木村治美(共立女子大学名誉教授)■国柄を失ふことに……福田逸(明治大学教授)■課題は山積したまま 笠原英彦(慶應大学教授)■失礼千万な有識者会議 工藤美代子(ノンフィクション作家)■弾力的にやろう 篠沢秀夫(学習院大学名誉教授)■〈神武綏靖〉ごっこ 久世光彦(演出家・作家)
大企業もまた盛者必衰なり
敵対的買収を恐れるな
TBSは楽天を“活用”すべし
大蔵雄之助(評論家・元TBS報道局長)
「二十四時間しか売り場のない」テレビからITを見れば、実は無限の可能性があるのに
ソニーの遺伝子「消失」の危機
山本一郎(イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役社長)
「周回遅れの技術しかもたないブランド企業」とまで言われはじめて、さぁどうする気だ
銀行が持て囃す「生体認証」は
こうして破られる
佐々木俊尚(ジャーナリスト)
百%安全なセキュリティはありえないのに、あるかのような幻想が振りまかれていないか
ボランティア礼賛――「恐怖政治」への道
清水真木(広島大学助教授)
ルソーが持て囃した善意と好意にあふれた助け合い社会が「全体主義」化していくとは 行き過ぎた「政教分離」の悲劇
「パリの異邦人」はなぜ燃えたのか
水牛健太郎(評論家)
移民たちは、ナチスでさえ感動した「パリの街の美しさ」を理解しようとはしなかった
笑って許して?
中国人・野次馬・欧州・珍道中
谷崎 光(作家・在北京)
旅券紛失、遅刻、迷子は当たり前。中国人老婆から「日本鬼子」と罵られ歴史論争まで
「復権」に挑んだフジモリの誤算
三山 喬(フリージャーナリスト)
突然の帰国騒動の背景に何があったのか。待ち受けるペルーの民衆の本音をレポ−ト!
月報「北朝鮮問題」拡大版
中国に「植民地」化される哀れな北朝鮮
荒木和博(特定失踪者問題調査会代表 拓殖大学教授)/青木直人(ジャーナリスト)
援助の見返りは資源と労働力。日本との国交正常化で肥え太ろうとする中朝の手に乗るな
■保阪正康 ナショナリズムの昭和9
■山田 和 外伝 北大路魯山人27
■川本三郎 本社写真部蔵出し写真館
■草野 徹 気になるアメリカン・ブックス6
■田中 卓 祖国再建24
■宮崎哲弥 「今月の新書」完全読破
■久世光彦 マイ・ラスト・ソング ■出久根達郎 言の葉のしずく
■荒川洋治 言葉と世界66
■佐々淳行 インテリジェンス・アイ43
■軽手思庵 一読惨憺8
■池谷伊佐夫 古本蟲がゆく6
■麹町電網(インターネット)測候所
■紳士と淑女
SHOKUN BOOK PLAZA(新刊書評 東谷暁・廣野喜幸)/ 読者諸君・編集後記