復活、藤沼弘秀
DEEP育ちの個性派で、ある意味「顔」といってもいい藤沼選手が、関直喜選手と痛快な試合を展開。ネオブラ覇者の関選手といえば、ミニ高阪剛、という感じの風貌と理知的なコメントはともかく、あまり寝技に動きがないという印象もあったが、今回は派手な打撃戦を見せてくれた。これはタックルをことごとく切った藤沼のうまさもさることながら、関も最近、スタイルを変えてきたこともあるだろう。
最近の藤沼復調は何よりも適性体重で闘っていることで、強引にねじり倒されて苦手の寝技で攻められるということが無くなっていること。パスガードも、「殴ってダメージを与えるのが、もっとも効果的なパスガード」てなもんで、よく考えたら彼、もっとも掣圏道理論を今、体現している日本人だったりするような気も（笑）。
「完成されたトータルファイター」という形からは遠い存在だけど、継続して見てみたい選手です。
PPV
＠暴君 『最近のDEEPって、また面白くなってきましたよね〜。
これで帯谷が望む、三島とのタイトルマッチが実現するようなら、
久々にPPVを復活させて欲しいです。 サムライだとどうしても
見逃しがちになるので（苦笑）』
DEEPはよくわかんないけど、非常にサムライTVとの関係が深い。「佐伯祭り」とかは同局が運営に関わっていたしね。だからなのか、しかしなのか、PPVは確か・・・長南亮ｖｓ桜井”マッハ”速人の試合があった時以来、行っていないんじゃないか？
ZSTも、１回だか２回しか行ってないはず。
佐伯繁氏は、以前も掲示板で「PPVをやってください」という問いに関して「視聴者の要望がないとだめなんです。是非声をあげてください」みたいな質疑をしていたことがあったと思う。
PPVの話をすると、いつも話を持ち出すのだが、かつてDDTの高木三四郎が「500円で2000人ぐらいでいい。そういう形でも、我々はやっていける」と言っていたのだ。
ただし、当の本人たるDDTも現在そういう形式になっているわけではないので、やはり難しいのだろう。
DEEPも年一回ぐらいPPVをやってほしいし、この前のDEEP22はまさにそれにふさわしかったと思うが、これ以上論議を進めるには「PPVをやるコストはこれこれ、スカパーの取り分はこれこれ、対してサムライTVの放送料はこれこれ」という数字が出てこないとなぁ。
ま、わしらが知ったからどうよ、という話なのだが。
滑川康仁、山崎剛。ともに敵に名を成さしむ。
滑川は体調不良だったのか、やはり韓国選手が強かったのか、それとも衰えが始まった（痛風の持病が心配･･･）のか、気を持たせる試合振りでした。
山崎選手のほうは、相手の･･･だれだっけ、あとで調べるけど、この選手は相当これから期待できそうでした。今回は山崎選手、「大逆転」勝ちという形容でしか語れないでしょうね。
帯谷信弘
ミルトン・ヴィエイラが（トップではないにしろ）実力者であることは疑いないことで、それにはっきり勝てるというのはすごいことに違いありません。ただ、いくら感情があふれ出たとはいえ、あのマイクはちょっとこっちも戸惑ったな。けっこう時間も押してたのに。
帯谷のマイク
「平日ですけど、たくさんのお客さんに見に来てもらって選手としては一番嬉しいです。１つのことだけじゃなくて、いろんなことがあって今こうしてリングに立ってます。ほんといろんな仲間に支えてもらってようやくリングに立つことができました。フューチャーから飛び級なしでやってきて、もうやる人は１人しかいません。社長、来年２月にタイトルマッチお願いします。判定ですいませんでした。自分の兄貴分が年末にマッハ選手とタイトルマッチをやります。そちらの方もチームで応援よろしくお願いします」
これに、たくさん間が入る。
なんか、雰囲気的にいうとこの「いろんなこと」というのは、ほんとにつらいことだったように会場では聞こえた。
そこに、五味隆典が登場してマイクを持ったので
「判定？ダメだよ。 KOじゃなきゃ！」
というかと思ったんだが（笑）、そんなこともなく、かわいい後輩をうまくフォローしたのは微笑ましかった。しかし、五味が他人のマイクのフォローをする日が来るとは思わなかった（笑）。
タイトルマッチが決まったら、三島☆ド根性ノ助については正念場ですね。
先輩にリベンジするには負けられないし、逆に勝てば一歩進む。
