INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

プロ棋士vs将棋ソフト

http://d.hatena.ne.jp/masah/20051014経由。


http://www.asahi.com/national/update/1014/TKY200510140274.html

日本将棋連盟理事会は14日、同連盟所属のすべての棋士女流棋士に、公の場で許可なく将棋ソフトと対局しないよう通知したと発表した

・・・きっかけは9月に石川県小松市であった公開対局。五段の棋士が途中まで不利な戦いを強いられた。危機感を持った理事会は「企画がある場合は必ず事前に申し出をお願いします」と10月6日付の会報で通知。

・・・・ 西村一義専務理事は「下位の棋士でも負ければ『プロ棋士が敗れた』となる。ソフトが弱かった時と状況は変わった。プロ対ソフトは見方によっては商品価値がある。企画の話があれば連盟として慎重に対応したい」と話した。

「達人は保護されているッツ!」とか言うつもりはござんせん。
たぶん、将来的に人間がコンピュータに負けるのは必然でしょう。
チェスは(インチキ説もあるが)ディープ・ブルーによって名人が破られた。
オセロゲームは逆に、人間の名人が必死に頑張ってももはやとうに勝てない段階まで来ている。

日本将棋は、チェスと比べても例の「張り駒」があることで、倍の倍の倍の倍の倍・・・(くりまんじゅう理論)で選択肢が多いけれど、しょせんは有限だし、それを人間は直感で補っているというだけ。
計算のスピードをどんどん早くして、膨大な処理が出来るようになれば必然的に強くなっていくのだよね。「直感」だって擬似的につくることもできるらしい。
よく「○○は何年後に実現」を科学者に予想させるお遊びがあるが、2000年か2001年にやったそのゲームでも、「将棋ソフトが名人より強くなる」はかなり直近の実現を予想していた。

そして、それが終わればもっと手が多い(よね?)囲碁もコンピューターが制覇するであろう。「神の一手を極める」も「歩が泣いてるぜ!」も、もちろん「後生だ!負けてくれ〜」も通用しないのである。

というか、すでにこのPCを買ったときについていたおまけソフトで、人間は勝てないぞ。
人間つっても俺だがな_| ̄|○


逆に、俺とちょうどいいレベルで勝ったり負けたりするレベルの将棋を作ってみろってんだ。こっちのほうがチャレンジだと思うぞ。まず、アルゴリズムに組み込むべきなのは王将は動かさないこと。ノーガードのメガトン将棋だ。


そういえば、最初の最初のロボットSFともいえるエドガー・アラン・ポー(?)のチェス機械は、負けて悔しいんで対戦者を殺してたような(笑)。