最近の書評欄から面白かったもの
ここから下の二つのコラムは、前から面白いですよとアンテナに推奨していたのだが、ちっとも浮上して無いと思ったら、この前リンク先が移動していたのだ。
新たなリンク先はここ
「記者の目」
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/kishanome/
「発信箱」
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/hassinbako/
これらをアンテナ登録しているのは2-4人ぐらいなんだけど(笑)、探しているときに今更ながら西原理恵子の「毎日かあさん」までネット経由で読めるということを発見した。なんて大盤振る舞いな。
これはお得な情報だと、教えようとまず自分も登録したら・・・こっちはすでに700人近くがアンテナに登録してやんの(笑)。ベテラン記者のコラムを束にして100倍しても鎧袖一触とは、実に正直すぎる。
「毎日かあさん」
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/women/etc/riezo/
でも、発信箱も面白いよ。最新のコラムは杉村太蔵議員がテーマ。
あえて丸ごと収録すると・・・
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/hassinbako/news/20050926ddm002070137000c.html
けじめのないエピソード=山田孝男
26歳で当選した自民党衆院議員(比例南関東35位)放言録のハイライトは「真っ先に調べたのは国会議員の給料ですよ」と「早く行ってみたいですよ料亭に」である。選挙中も選挙後最初の1週間もまったく注目されなかったこの人物は、いわゆるタナボタ当選組を追いかけたワイドショー取材のツボにはまり、未熟愚劣な言動で一躍主役に躍り出た。
彼は、政党に勢いがあれば誰でも議員になれる小選挙区比例代表並立制の矛盾を一身に凝縮したような存在である。物笑いの種であり、しかつめらしく批評するのもヤボだと思って眺めてきたが、テレビが拾った街の声で中年の女性が「型破りで新鮮」とほめているのを見て落ち着かない気分になった。けじめのなさをとがめるべき時に型破りだとおだててはいけない。未熟をたしなめるべき時に新鮮だと持ち上げるのは不見識だ。
自民党が今回同様、議席の6割強を占めた1963年の衆院選に、ともに26歳で初当選した小渕恵三氏の第一声は「政治の近代化を」であり、橋本龍太郎氏は「福祉国家の建設を」だった。両氏の談話は同年11月22日付の毎日新聞朝刊社会面トップ(東京本社版)を飾っている。
小渕氏の「政治の近代化」なり、橋本氏の「福祉国家の建設」なりの内実は何かと問えば話は複雑になるが、少なくとも当時は、語る青年政治家の側にも引き出そうとするメディアの側にも、公の問題を扱う国会議員の地位をおとしめまいとする抑制があった。未熟者の逸話をあざとく消費するうちに、社会のけじめ意識までぶっ壊れるのでは困る。(編集局)
毎日新聞 2005年9月26日 0時48分
どうでしょう、はてなアンテナに余裕のある人は登録してても損は無いかと。