上で「アメリカ」「TVネットワーク」「古森義久」などの単語が出てきたついでに。
ハリケーン「カトリーナ」でニューオリンズなどが大被害に遭って以降、ブッシュ政権への批判が急増、めずらしく大統領が「責任は私にある」と認めたり、FEMAのトップが辞任したりした。
ただし、ニューオリンズのあるところとルイジアナ州は知事も、市長も民主党。
その種のねじれがあり、どうもちょっと複雑なゆらぎをあちらの世論は見せているようなのだ。
記憶だと、ニューズウィーク調査でブッシュ支持率が4割を切る38%。これがよく引用される。
ただ9/9古森義久記事(産経新聞)では
「「責任 大統領より地方」が2倍」とのことで、USATODAYとUSATVの共同世論調査(9/7公表)
責任 誰にもない 38%
州や市の責任者 25%
連邦政府機関 18%
ブッシュ大統領 13%
幹部の解雇に反対する声も63%
と紹介。ABC、ワシントンポスト共同調査では大統領への批判は
いくらか 23%
何も無い 22%
−−−−−−−−−−−
非常に 23%
かなり 20%
だったとの由。古森氏は明確に共和党びいきで、情報ソースも共和系に偏っている面があるが、どっちも今回は普通の報道機関の調査だったからな。
で、9/14の毎日新聞・吉田弘之氏の記事によると
ニューオリンズの救助について
「政府の対応が遅かった理由のひとつは、被災者の多くが黒人だからか」
黒人層の答え・・・イエス60%
白人層の答え・・・イエス12%
「貧困層だったからか」
黒人・・・63%
白人・・・21%
「責任はだれか」
大統領・・・・・黒人37%、白人15%
市長(黒人、民主党)・・・黒人20%、白人29%
住民自身・・・黒人11%、白人27%
「大統領は黒人のことを気にかけている」
イエス・・・白人67%、黒人21%
朝日新聞で1日か2日前、各新聞の論調を紹介したコラムもあった。