某所(某書)より
「公称?」
「は、はい。つまり、彼らは正義派諸侯軍などと自称しておりますが、むろんそんなものを公文書には記せません。と申しまして、叛乱軍と記しますと、自由惑星同盟と自称する者どもと区別がつきません。なにか公称を定めなくてはならないのです。」
「奴らにふさわしい名称があるぞ。賊軍というのだ。公文書にはそう記録しろ、賊軍とな、いいか」
「はい、かしこまりました」
「そう決まったということを帝国全土に伝達するんだ。そう呼ばれている当人たちにも、自分たちの立場を教えてやれ。貴様たちは賊軍だぞ、と」
某所(某書)より
「福島瑞穂委員長からもさぞ嫌われただろうな。」
「あの方は、部下の忠誠心を刺激する人ではありませんでした。」
平然と横光は答えた。賭けに勝ったことを彼は知った。
岡田克也は、うなずいた。
「よかろう、卿の身柄を助けよう。」
【補足】下コメント欄の感想
caitseth 『・・・前から思ってたんですが銀英伝ネタってこのブログ内で何%の人が解ってくれるですかねぇ^^』