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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ランペイジのPRIDE離脱       の噂に関して

東京スポーツ風見出し。
こういうやり方を、よい子はあまり多用しないように。
ここから先は、ちゃんとマジメな話しますから。

♪俺の話を聞け、5分だけでもいい。

さて、クイントン・ランペイジ・ジャクソンがPRIDEに不満を抱き、離脱するというお話は、ちょろちょろと耳にしているわけですけど、あまり確たる話ではない。
1ブロガーとしては政治競争でやや押され気味のK-1に同点ホームランを打ってもらったほうがゲームは盛り上がるので、火のないところに煙を立てたいのですけど(笑)


元は、ランペイジ自身のシャードッグ・コムでの書き込み。

http://www.sherdog.net/forums/showthread.php?t=269740&page=3&pp=20
・・・・my rib is all good now and i got some new training partners,i'm gona take some time off from fighting to get better skills.


i wont to be champ,then defend the belt a few times then go in to moves fulltime.i can't fight forever,and one of pride staff called me a nobody so i wont be fighting for them for long,


the bad thing about that is that i wont be able the get back at Saku,Wandy,and the Showgun,but i can go after the first guy that beat me! and if pride keep handing out yellow cards like they do i might get a chance to fight them oneday,until then i got to look out for my wife and son D'Angelo and my new blackanese baby!
__________________
Step up and get slammed!!!

・・・いま肋骨は全部よくなってる。新しい練習相手たちもいる。
より良い技術を身につけるために試合から離れるつもりだ。

チャンピオンになりたいし、それから何回かベルトを防衛したい。
その後は、フルタイムの映画俳優になるんだ。

永久に戦うことは出来ないし、 それに俺は長い事、プライドの為にファイトしてきたはずなのに、PRIDEのスタッフの一人は俺を「nobody」(何者でもない人、取るに足りない人)だと呼んだんだしな。

こう考えることはサク、ヴァンダレイ、ショーグンの連中を再び捕まえてリベンジするには、ちょっと不都合だろうな。 しかし、俺を倒したトップにいる連中を、これらかも追いかけていこうと思う。・・・・いつか、彼らと戦うチャンスが得られるはずだと考えている。
それまでは、俺は妻と息子のダンジェロと新しいブラックニーズの赤ん坊の世話をしているよ。

(NHBニュースでの、複数の翻訳を総合した)


ただ、ランペイジという人物を知っている人なら、以前から彼は「PRIDEラブ」的な意識をあまり持っておらず、むしろPRIDEや・・・あるいは日本に不満や怒りを持っていたことはご存知かと思います。


そもそも、最初の出会いが悪かった。「暴走ホームレス」で「廃車バスで暮らしている」という、今から考えれば余計っぽいギミックをだれかが提示して、DSEがそれに乗っちゃった。


そのころ、我々のネットワークは海外サイトとの情報交換や情報収集スタイルを確立していて、本人が「このインタビューは英語だよな? 日本には流れないよな?・・・・あんなの嘘っぱちだよ。」と告白していることをキャッチして、結構大騒ぎしてやった(笑)。
、団体公式情報をネットが破ったけっこう大きな一勝だったったと記憶しています。


【補足】それは
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Sparta/3410/interview.html
に載っていたはずなのだが、残念ながら今は閲覧できない


「プロレスには試合だけでなく夢、ロマンも必要であり・・・」とは「プロレススーパースター列伝」での猪木の名台詞だが、格闘技もしかり。ついでにこの試合の時の減量が急激だったため、いまだに某っちがそれを元にこの試合を認めていないのも一部で有名(笑)。
ある意味、桜庭和志は無名の強豪とこのときすでにやったわけだからね


その後、松井大二郎の試合で、金的攻撃によって彼は「反則負け」になった。
ノーコンテストではなく負けになった例は珍しい。
松井はPRIDEでペレ、ランペイジという強豪を倒しているのですね(笑)
またこの後、PRIDE-20での佐竹雅昭戦。
ランペイジは入場のときに、アーミー風ペイントと自分のサイトのアドレスを胸に書いていたら、肌に物を塗るのは禁止だとふき取られ、罰金までくらった。
マアこれは彼が悪いんだが(笑)。


それやこれやに加え、さらにP佐竹戦では試合中、逆に彼の金的に佐竹の攻撃がヒット。でも試合が続いたため「俺がやったら反則負けで、やられたときは続行かよ!」とまた怒り爆発、そのせいで佐竹は必要以上のダメージを負った(笑)


試合後、彼は
「こんなことならUFCに出たい。
俺にもプライドがあるんだ!」

と怒りを爆発させたのです。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/live/200204/28/020428_a02.html#comment

■ジャクソン 「プライドの判定はフェアじゃない」

「サタケの印象は、4回も金的攻撃をされたので何とも言えない。効果的な攻撃はなかった。グラウンドでのヒザ蹴りは効果的だった。松井とはもう一度試合をしたいが、今後、PRIDEに上がりたいか分からない。前回、自らがひざ蹴りがあやまって金的に当たって失格負けにされたのに、今日は相手が4回も金的攻撃をしてきても何のペナルティもなかった。プライドが金的攻撃に対してフェアでない扱いをするなら、今後はUFCなどの他の大会にいきたい」

こんなにはっきり言った人は珍しいよ。
「判定に不満がある」は松井大二郎もよく言うけど、彼の場合は別物だろう(笑)



その後、実力を発揮してとんとん拍子にミドル級の上位ランカーになったランペイジは、2003年の決勝ラウンド前のインタビューで


「俺はかませ犬としてここに呼ばれた。それが決勝ラウンドに行ける、痛快じゃねえか」と語っている。


それから、そもそもランペイジは、アフリカ系としての被差別意識、裏返しとしてのブラック・パワー意識というのが強いですね。さっきのホームレス・ギミックを持ち出されたのも「俺が黒人だからだろう」とどこかで言ってたし、


(続く)

【参考】ランペイジインタビュー
http://d.hatena.ne.jp/syns/20050612