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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「げんしけん」が話題

さらに話は上から続く。
今、インターネットでアフタヌーンの漫画「げんしけん」が盛り上がっている。


げんしけん」は、要は文系サークルの楽しさを描いた作品です。
(最大公約数的表現)

げんしけん(2) (アフタヌーンKC)

げんしけん(2) (アフタヌーンKC)

もちろん「究極超人あ〜る」の影響や、アフタヌーン読者層へ向けた自虐ネタとしてなど、いろんな仕掛けがあるんですけど、もうそのへんはみんな語りつくしてるだろうから省略していいでしょう。



最近のアフタヌーンは付録が挟まれてて立ち読みできないなどの事情で、ちょっと途中で抜けた回もあるはずだが、フロート式の掲示板では、なんか常に上にあるので今回のを読んでみました。

主人公の恋愛話?になりかけているみたいだ。
ああこの作者はもともと深刻な恋愛話で評価を高めた人だっけ、それで本領発揮かとみんな期待してるのかな?とも思ったのだがちょっと違うみたい。

上の「手」や「アイデア」に分解すると、今回の骨子は
「二人は好き同士なのか?と訊かれて、片方が照れ隠し?のつもりで軽く否定的な台詞を言ったら、実はもう片方の当人はけっこうそれを気にしていて、すごく気まずくなる」というものだと思うんですが、このパターンは何回か読んだことあるな。
あ、たしか「MASTERキートン」にちょっと出てきてたよ。


ただし、たしかにネットでの感想を手がかりに再度チェックしてみると、わざとどっちともとれるような表現にしたり、だれにカメラ(焦点)を向けるかなどをよく考えているため、解釈しにくい(わざと解釈しにくくさせている)部分は多々あるようだ。
(あと、自分が読んでいない回と合わせると分かるような描写もあるかもしれない)
だからこそ、表面的にはまったく派手な展開も大どんでん返しもないのに、今回物凄く話題になっているのだろうな。


やっぱり技術の裏づけがないと、ヒット作は生まれないのかもね。
この作品の類似品も、余り無いようだし。




【メモ】逆説の日本史