タカーシ日記
http://blog.livedoor.jp/hardcore_heaven/archives/22944675.html
NHBニュースPROで「現在DSEと修斗の関係は良好」とあった。・・・・・・で、修斗とは関係が良好でない団体のパンクラスについてなんだけど、本当は裏では色々あるのかも知れないけど、公式には「過去にあった不正試合を隠蔽している」とかなんとが、その理由であったように記憶・・・PRIDEについては、どのような見解、もしくはパンクラスはダメでもPRIDE参戦は許せると解釈できる声明が発表されているというのだろうか・・・
修斗が2002年4月30日に
修斗コミッション 浦田昇
USA修斗協会 中村頼永
オーストラリア修斗 ラリー・パパドポロス
オランダ修斗 マルタイン・デ・ヨング
日本修斗協会 坂本一弘
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名義で発表した見解を一部抜粋するとこうある。(当時、コミッションがHPに掲載したものより引用)
・・・これまでマスコミ等への発表へは控えておりました修斗とパンクラスの間に存在する 「選手の出場を制限せざるを得ない状況」が根底にあります。・・・・・・我々もはなからパンクラスと友好な関係を築くことを拒否するつもりなどはなく、ただ修斗の有り方としてパンクラス側に確認すべき問題が残っていました。それは過去の不正試合問題です。
我々が「不正試合だけは容認できない」と申し出たところ、尾崎代表が自ら過去の不正試合の存在を認め、「公式記録から抹消する」と約束していただけました(現在のところ、尾崎氏が口にした不正試合の記録は改められず、公式戦として記録されています)・・・・・・
これに関し、パンクラスはこう反論している。
過去の不正試合のくだりですが、修斗側からマット・ヒュームが「不正試合 をやった」と言っているといわれたので、マット・ヒュームVSケン・シャムロック戦について私が話したことを言っているのだと思います。この時の私は『彼らがパンクラスに出場しなくなってから、二人はアメリカで対立し、この試合に関して、シャムロックは「マットが怪我をしたくないから、試合を作ろうと言った」と話し、マット・ ヒュームは「シャムロックがUFC前だから怪我をしたくないと言った」と言っている試合はある』と話したことはありますが、双方とも伝聞・・・・・・本人たちと連絡を取る状況になかったため(シャムロックとは裁判中)確証に至らず、公式記録から 外してはいません。私が「公式試合から抹消する」と発言したとする文面がありましたが、「確証が取れれば−」という発言が前にあったはずです。もちろんパンクラスが不正に関わったことはありません・・・・・・。
よく言われる、不正試合の判定は「ドントシンク、フィール」であるとか、「過去に一試合でもあったらダメ」という、いわゆる”小方イズム”は別の座談会での発言です。
これ参照。
http://d.hatena.ne.jp/frigidstar/20050503
さて、私見を述べると、もうすでに3年がたち、現実に追い越されているですね。
というのは、日本の格闘技プロモーションをこう頭に思い浮かべると、修斗ライセンスを所有している選手が上がっていないところのほうが、むしろ少数派になったわけです。3年の間に変わりも変わったもの。K-1(アベアニ)、シュートボクシング(雷暗暴)、DEEP(多数)KOTC(タクミ)UFC(桜井”マッハ”速人)、ZST(大石ジャッカル等)、スーパーブロウル(須田匡昇)そしてPRIDE。
リトアニアBUSHIDOは、「過去に不正試合があった」と公式に認め、反省を表明するという形で条件をクリアするという異例の形をとっている。
小方イズム(これが公式見解か非公式かもアレなのだが)から逆算すると、論理学的に「上記の修斗が関わった(交流禁止や戦った選手のライセンス剥奪をしない、という消極的な意味での「関わり」も有る)組織は、不正試合が過去においても1試合も無かった・もしくは明確に認識できないとコミッションは認識している」ということになる。なるよな。
しかし、これはやはり無理が出てくるわけで。
例えば、むしろ上に挙げた中でも関係が深いといえる某団体は、フルコン山田英司氏が初期も初期に名指しで創立者兼エースは不正試合の常習者だ、と批判したところ。
USA修斗協会の中村頼永氏と山田氏の盟友関係を考えれば、この情報は当然聞いているはずで、聞いた上で問題ないと判断し交流しているのであろう。
厳密な意味での整合性は、極端に詰めていけばハナから無いのだ。
じゃあパンクラスは、というと、表向きに整合性がつく説明は、シャムロックvsヒュームの不正試合は一応、両者が認めている
http://homepage1.nifty.com/memo8/tad/Kenshamtalks2.htm
こと会談の中で、彼らの主張によると尾崎社長が認めたということで、他の「噂レベル」より一段上の問題になっている・・・・・ということなのかな。
ただし、ホンネのところでいうとやはり当時パンクラスが修斗にとって、ある時期からやはり「眼前の敵」・・・日本人中心のMMA団体であったということで、その他諸々の感情もあれば「プロモーション」としての計算も背後にはあったのではなかろうか。
で、いったん正式に決めちゃった以上、これを解除するにもある程度のロジックが必要になる。なかなかそれは思いつかないし、他をすべて認めれば「パンクラスだけ禁止」というのもあまり実害はあるようでない(ましてや、対戦したければDEEPでという手もある)。
この規制と悪い関係は、(公式的には)残念ながら続くんじゃないかなあ。
しかしパンクラスも、結局シャムvsヒュームについて何らかの調査をしたのかという話もある。シャムロックとの裁判はとうに終了しているし、マット・ヒュームは日本に何度も来日している(つうかPRIDEのジャッジなんだよな・・・)。
マスコミはどうだろう。この問題は別としても、マッハや小路晃再生の名トレーナーという視点から、マット・ヒュームのロングインタビューはちょっと読みたいところだが、大変なんだな。
という感じで、リクエストに答えたので、タカハシさんには
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050524#p3
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050528#p4
のバッハ・グレイシー的視点からの分析を望みたい(イベントの話題が一息ついた後でね)