上のメールの主は、格闘技をまったく見ていないはずで、それが「美濃輪」や「バーネット」を知るようになったのは、わがブログの啓蒙の成果と言えるだろう(笑)。
彼の守備範囲は野球で、例えば相当複雑なスワローズやライオンズの球団の推移もそらで言える。
彼が4/15に、俺にメールで送った記事がある。
関川夏央の「海峡を越えたホームラン」の中で、
草創期の韓国プロ野球で活躍し、最大のヒーロー
と同時に最大のヒールでもあった在日韓国人の
張明夫(日本名・福士敬章)氏が亡くなった。54歳
「ソウルの練習問題」などから一貫して、韓国・朝鮮半島を見続けていた関川夏央の出世作が「海峡を越えたホームラン」であった。今読み直すと、よい意味でも悪い意味でも若さにあふれた作品だった。
また、それ以上に「韓国」というものが当時は相当の異文化、不思議の国だった(体制も、完全な民主主義体制ではなかったし)のだ。その未知の国からのレポートという部分でもそのころは受容されたのだが、今、彼の努力もあって「海峡」は確実に狭くなっている。摩擦も、海峡が狭くなったから起きているともいえよう。