毎日新聞からもうひとつ。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/dokusho/news/20050410ddm015070090000c.html
『「ビルマの竪琴」をめぐる戦後史』 著者・馬場公彦さん
ちょっと高いし部数が少ないので、読めるかどうかわからないが・・・
いまや「ビルマの竪琴」作者としてこそ、竹山道雄さんの名は一般に残っている、とやや乱暴に言ってみてもいいだろう。
しかし、記事にもあるように竹山氏は
保守派の評論家として論壇で活躍した竹山道雄
であり、創世記の「諸君!」の常連執筆者であったともいう。
小生はそんなのをリアルタイムで知っているわけではなくて(笑)、数年前に諸君!は○○周年だかの区切りで、回顧録や再録本などが出ていたこと(これ、今後展開していくかもしれません)また、世に「竹・竹論争」と呼ばれる(呼ばれてネエよ)、中国文学者・竹内好氏との論争を、竹内全集を通じて目にしたことがあったのです。
これは実は呉智英や高島俊男が論じて現在に至るも続く「支那(シナ)」表記の是非を問う文章であるので、興味のある人はぜひ目を通すべきだ。竹内好全集は、おそらく図書館で簡単に借りられるはず。
それより何より、ちょっと微苦笑させられるのは、「ビルマの竪琴」の根本に関して井沢元彦らがなした指摘。
「ミャンマーの上座部(小乗)仏教は、音楽も快楽、煩悩として否定する。だから、竪琴をお坊さんが所有し、演奏するなんて地元から見ればとんでもない話」なんだそうな(笑)。
「メッカのトンカツ屋」みたいな話か。それはコワイ。