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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ビルマの竪琴

毎日新聞からもうひとつ。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/dokusho/news/20050410ddm015070090000c.html
『「ビルマの竪琴」をめぐる戦後史』 著者・馬場公彦さん

ちょっと高いし部数が少ないので、読めるかどうかわからないが・・・
いまや「ビルマの竪琴」作者としてこそ、竹山道雄さんの名は一般に残っている、とやや乱暴に言ってみてもいいだろう。


しかし、記事にもあるように竹山氏は

保守派の評論家として論壇で活躍した竹山道雄

であり、創世記の「諸君!」の常連執筆者であったともいう。
小生はそんなのをリアルタイムで知っているわけではなくて(笑)、数年前に諸君!は○○周年だかの区切りで、回顧録や再録本などが出ていたこと(これ、今後展開していくかもしれません)また、世に「竹・竹論争」と呼ばれる(呼ばれてネエよ)、中国文学者・竹内好氏との論争を、竹内全集を通じて目にしたことがあったのです。




これは実は呉智英高島俊男が論じて現在に至るも続く「支那(シナ)」表記の是非を問う文章であるので、興味のある人はぜひ目を通すべきだ。竹内好全集は、おそらく図書館で簡単に借りられるはず。


それより何より、ちょっと微苦笑させられるのは、「ビルマの竪琴」の根本に関して井沢元彦らがなした指摘。

ミャンマー上座部(小乗)仏教は、音楽も快楽、煩悩として否定する。だから、竪琴をお坊さんが所有し、演奏するなんて地元から見ればとんでもない話」なんだそうな(笑)。

「メッカのトンカツ屋」みたいな話か。それはコワイ。