朝日の問題から広告代理店の情報戦略、という話になり、
そこから、ユーゴスラビアの「民族浄化」が広告代理店のプロパガンダであったという話になっていった。
これは有名なベストセラー「戦争広告代理店」にあるとおりだ。
そして川村晃司氏が、この書名を出したときに・・・関係あるのか無関係か、この本はNHKの記者が書いた本だ(笑)。田岡元帥、全速前進!!
あれね、あのNHKの人があの本を出したときにね、僕ホントに腹が立ちましてね。
だってね、あとになってあんなことを言ったらだめなので(一同苦笑)、僕は(戦争)やる前からね、朝日新聞にそういうこと書いてるわけですよ。
ルーダー・フィン(註:広告代理店)がやってたこと分かってるわけだから、これは民族浄化っていうけど逆ですよ話は、ということずーと書いてるんだけれどもNHKはそのころ見てるとねぇ、民族浄化で何とかとアメリカと同じことバーッツと流したわけしょ。それを終わった後になってね、あれは逆でしたって話を出してみても・・・
キンキン、うんざり顔で無理やり「よく分かりました」と話をさえぎる。
この「戦争広告代理店」という本は当ブログでずっと温めているネタで、私はここ5年間に出版された日本のノンフィクションの最高峰だと思っている。
- 作者: 高木徹
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この本については、あとで書きたい。
ところで・しかし、田岡俊次氏のいうことは事実であったろうか。
なんか記憶の奥底の底を掻きさらうと、・・・たしかに田岡氏は、ややセルビア・クロアチアに同情的な文章を書いていたような気がする。
ただし田岡元帥お得意の「XXは意外に強く、アメリカは苦戦して勝てない」という戦力分析の延長程度だったような気もする。なにしろ過去の戦歴を元帥閣下はやや誇張されますので(笑)。
また、隣席にいた、海外報道畑の川村氏はどうだったろう?
また、朝日新聞はあの時、はじめて明白に「敵の軍隊を空爆する」と言う行為を社説で支持し、「朝日が、直接的に人命を奪う軍事行動を支持した!ついにここまで踏み込んだのか!!」と俺を驚かせた記憶は鮮明なのだが。当時既に田岡氏は定年だったか?
というか、あのユーゴスラビア内戦って、現在確定している事実としては、(もちろん単純にはいえないけど)誰がどのていど酷かったんだろう?
また軍事的にはどこが勝ったり負けたりしたのかな?
これはミルコ・クロコップのことにも多少関係してくる。
私は軍事学、軍事知識には全く疎いが、その重要性だけは認識しているのではてなアンテナには多数の専門ブログを登録している。「ユーゴ内戦時、田岡俊次元帥はどんな主張・分析をしていたのか?」については、私は手に負えないので彼らのところにお邪魔して知識を乞うしかないか。
【メモ】コトー、痛み、郷野、山本
哂う日本のナショナリズム