空にそびえる 摩天楼 格闘ロボット シュルトさん 身長212センチ 体重123キログラム こぶしがうなるぞ オファーはないぞ しゅるしゅるしゅるしゅるシュルトさん 作詞・グリフォン
昨日は結局、夜遅くまで仕事が続いていて実況はおろかまともに見られなかったのですが、有象無象の試合はおいといて何はともあれセーム・シュルトvsモンターニャ・シウバの試合を拝見しましたよ。
いやー、涙涙だね。
空手着を身にまとい、ブラジルの凶暴怪獣と対峙するシュルトさん。
風の唸りか 雄叫びか
谷川のたくらむ 大破壊
立てゴールデン・グローリー
救えるものは ほかになし
イロモノのごとく言われるモンターニャだが、6戦してダウン経験が一度もなし。
ミスターパーフェクトにして4タイム王者のアーネスト・ホーストも、日本の英雄・カリスマ武蔵もKOを奪えなかったのである。
それがノーパンチヒット、ノーダメージで快勝。しかもローでダウンしかけるシウバに、倒れる前にパンチ一閃。完全に意識を刈り取るという凄みを見せ付けた。
ジョン・ブルミン空手および葦原空手の流れを汲むシュルトさん(よく誤解されるが、大道塾はオープン大会に参加する常連という立場なのだ、たしか。)。相手が体勢を大幅に崩したときに、とどめの一撃を加えるスタイルは、もちろん「空手バカ一代」を読めば判るとおり、葦原がジプシー空手家を退治した一本背負いと蹴りのコンボを進化させたものであることは論を待たない。
「ネエ、ケンカ買ワナイ?」
「ソレ、モシカシテK-1?」
「ワシノ目ニ、ジーコ走ッテルカ?」ですよ
ゴールデンタイムのお茶の間には、この格闘ロボット・打撃戦型改の強さに、間違いなく戦慄が走ったであろう。ごくせんのやってた時間じゃなければいいのだが。
その地上波でみた素人、おじちゃんおばちゃん、よいこのみんなの声援が、GP参加やHERO'Sの連続参戦(なにしろ、全くのノーダメージなのだ)を促す力となってくれ。
「ほう、馬場もまだまだがんばっているなあ」
「お義父さん、違いますよ」
「ほらほら16文キックだ、見てみなさい」
「こわいようおじいちゃん」