http://d.hatena.ne.jp/frigidstar/20050311
http://www.kansenki.net/report/05/0311shooto_memo_s.html
後楽園は、平日興行なのに満員。リングサイドのいす席も4列並んだぜ。
ただし、印刷されたチケット開始は午後6時開始とあったが遅かったな。二番目のリンク先によると、ネットで30分遅らせると告知していたそうだが、そこからさらに遅れた。
平日で6試合だし、6:30にしたこと自体は間違いじゃないけど、なぜ最初からそうしなかったのかしらん。
私は、前回も開始がずれこんだからそれを見越して入ったらやっぱり遅れてた・・・ということで、なんかそれは、必要のないマイナー感をかもし出してしまいかねないのでは。
というのは自分は実体験ないのだけど、開始遅れといえばWING、WINGといえば開始遅れ、遅れるのはWINGっぽいというイメージが勝手ながらあるのです。
余談が、すぎた(司馬遼太郎調)。
セミファイナルがすごかった。こんなにTSUNAMIのような熱狂がホールを包んだのを見たことはない。(会場であった人がいうには宇野vs川尻達也や、美濃輪育久がパンクラスでもっとも輝いた試合を見せたころに匹敵するのではないか、とのこと。どちらも会場では観てない)
修斗の性質上、郷野が「一気に選手をアマチュア臭くする」とからかう、個々の選手の友人達による応援団も一定の割合でここかしこにいたんだが、そういう人たちもルミナの一挙手一投足にどよめいた。相手の石川真の応援団ですら、応援しつつも敵の動きに酔っているかのような。
いまやヤノタクや今成、所英男など、少数の「個性あふれる」戦い方として認識されつつある、段階を(あまり)踏まずに一気にもっていく極めの仕掛けを1Rでみせ、そして黒豹との激しいトレーニングで明確に向上した打撃(パンチ)で奪うダウン。
これも微妙にヤノタクっぽいトラースキック(笑)。いや、ちゃんとしたトラースキックですけど。
そのたびに揺れる後楽園。
自分は、佐藤ルミナ個人に思いいれは正直ほとんどないので、逆にこの熱狂に一体化せずに、その「熱狂」そのものを観察することができた。ほんとうに、観衆全体をトリップさせるカリスマ。ルミナは決して全盛期そのものではない(というより修斗の競技レベルや蓄積された戦略自体が、ルミナ全盛期とは違う)が、しかしこれほどに輝くのだ。
勝利が告げられると、私の席のすぐ近くでも泣き始めるお客多数。
この後、ルミナが修斗ライト戦線の中で中心にいられるのか、高谷やメインの二人、パーリングらとやって勝てるのか、それは厳しい。今後のルミナをどう修斗全体を盛り上げるカードとして使うか、これはプロモーターの腕の見せ所だ。
しかしまずは、この勝利に酔え。すべての人が。