INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

岩波書店と安江良介の「闇」・・・

ちびくろさんぼの話をきっかけに、元岩波書店社長(「世界」編集長)「安江良介」のキーワードを作ろうと思ったら、ちょうど奇しくも直前に作られていたので、自分なりの追加もしました。

さて、これは前から気になっていたんだけど。
NHKやら朝日新聞やらの論争事件で、「政治とジャーナリズムの距離」「緊張関係」が議論になっているけど、この安江良介氏は、「世界」を出している言論機関岩波書店から、その身分のまま、出向の形で例の革新都知事美濃部亮吉の特別秘書になっているんだよね。

ン十年前の話ではあるが、これってどうよ。

岩波書店は多くの不動産を持ち、経営的には当分安泰という説と、いや経営は相当厳しいという説があってそのへんは不明(日本の有名出版社の中でも、経営状態が一番わかりにくい)なのだが、ともかく「世界」が安江路線をずっと突きすすんでいったら、経営的にはちょっとまずいわね。



そういえば今月の「論座」には、現世界編集長のインタビューが載っているよ。

http://www3.asahi.com/opendoors/zasshi/ronza/

●創刊10周年記念特集 日本の言論
各紙「論壇時評」担当者 座談会
情緒頼みの「右」ホンネ語らぬ「左」
慶応義塾大学経済学部教授 金子 勝、精神科医 斎藤 環、評論家 宮崎哲弥

インタビュー
いま声をあげなければ将来に悔いを残す
岩波書店社長 山口昭男

「論壇」の戦後史――いくつかの雑誌に即して
法政大学社会学部教授 奥 武則

「私もひとこと言いたい」
東 浩紀 ネットは真の言論の場になれるか
池澤夏樹 愚直な諮問機関としての知識人
岩井克人 日本は世界と意識を共有していない
大澤真幸 新しい〈ユートピア〉は構築できる
大嶽秀夫 数が支配する世界で意思を通す
大塚英志 戦後社会は「ことば」を裏切ってきた
小此木政夫 本質論が消えてしまった北朝鮮論議
片山善博 常に疑い、検証する対抗軸が必要
加藤 寛 タレントの安易な論評が多すぎる
姜尚中 公論が駆け巡る「星座」の提示を
北城恪太郎 ダボスで感じた日本の存在感の薄さ
工藤泰志 当事者意識を持つ「非営利」の提案力
斎藤美奈子 せめてわかる日本語で書いてくれよ
佐伯啓思 「言論界」を立て直すのは絶望的
櫻井よしこ 問題の全体像をフェアに伝えよ
櫻田 淳 「強く辛辣な言辞」が質を下げる
佐々木 毅 新しい現実を創るのは実践
志位和夫 「論」は現実によって試される
篠田博之 勢いを得た排外主義的気分に抗して
篠原 一 「未来」への人材はたくさんいる
鈴木邦男 決然と孤高の精神を持って闘え
仙谷由人 言葉を武器に論理のバトルをせよ
高樹のぶ子 論より気分、頭脳より五感の時代
高村 薫 退潮したのは人間のエネルギーだ
武田 徹 ブログとメディアの補完関係を築け
田原総一朗 「敵か味方か」の二分法は退廃だ
筑紫哲也 談論風発を楽しみメディアに回路を
永江 朗 言論とは芸であり、言論人は芸人だ
中西 寛 専門化、多様化、情報化が衰退の原因
西部 邁 伝統の精神なければ言論の復活もなし
荷宮和子 理想とその障害を論じてほしい
野田聖子 右、左、男、女と言ってる場合じゃない
橋田幸子 「現場」を踏まないジャーナリスト
橋爪大三郎 テレビから始まる不幸な言語体験
半藤一利 幕末のような百家争鳴状態の先は?
福嶋 聡 読書とは読み手と書き手の一騎打ち
福島みずほ 根性を決め、あきらめないで発信を
松井道夫 悪貨はいずれ良貨に駆逐される
宮内義彦 「言論」もどきが粗製濫造されている
森本 敏 官僚制度との競合関係は知識の浪費
山岡義典 求められる新たな造語力
山崎正和 啓蒙の振り出し地点に立って
米本昌平 大学が政策論争から逃げ回っている

だれのため、なんのためのFTA
経済産業省通商政策局経済連携交渉官 中沢則夫

対談 憲法を撮る。
映像作家 森 達也×映画監督 是枝裕和

インタビュー
自民党こそ究極の護憲政党
民主党憲法調査会長 枝野幸男

転機の中東・現地報告
選挙後のイラクはどこにいくのか
朝日新聞中東アフリカ総局長 川上泰徳
――シーア派圧勝の意味

檻に閉じこめられるパレスチナ
映像ジャーナリスト 小田切 拓
――分離壁と工業団地による囲い込み

停戦宣言は真の和平をもたらすのか
ジャーナリスト 土井敏邦
――パレスチナ問題

ロシア秘密警察に拘束された十六日間
ジャーナリスト 常岡浩介
チェチェン紛争

テレビと政治
岐路に立つ公共放送
朝日新聞ヨーロッパ総局長 外岡秀俊
――揺れる「独立王国」BBC

政府との緊張関係はどこに行ったのか
TBSワシントン支局長 金平茂紀
――米CBS誤報事件の教訓

ヨン様は日本の家族の救世主だ
原宿カウンセリングセンター所長 信田さよ子

平和構築に自衛隊をどう生かすか
徳島大学総合科学部助教授 饗場和彦

なし崩しでは危うい海外派遣

追放政策と集団主義の狭間で
明治大学助教授 川島高峰
検証・北朝鮮帰還事業

アジア観察2005(84)
上海だけが中国ではない
ジャーナリスト 莫 邦富

FOREIGN AFFAIRS提携
次なる核武装化潮流
ジョン・B・ウォルフスタール

核不拡散レジームをどう立て直すか
CFRアップデート

NPTとイラン核開発問題の本質
ローレンス・シェインマン

論争 北朝鮮ウラン濃縮疑惑の真相
ミッチェル・リース、ロバート・ガルーチ、リチャード・ガーウィン、セリグ・ハリソン

イランの核開発を食い止めるには
ケニース・ポラック、レイ・タキー

双子の赤字アメリカの対テロ戦争
ジェフリー・ガーテン

それでも米経済が衰退しない理由
デビッド・レヴィー、スチュアート・ブラウン

●好評連載
ニッポンの論客 小森陽一 東京大学教授 編集部
民のかまどの経済学 最終回 ペイオフ解禁は改革ではない 紺谷典子
リレーエッセー 麺食う人も好きずき 「ラーメン」が苦手 音楽評論家 小倉エージ
新連載 ヨーロッパ「死の舞踏」巡礼――運命の車輪 國學院大学教授 小池寿子
社説の現場から スマトラ沖地震にみる「取材の空白域」 朝日新聞論説委員 長岡 昇
映画のなかのアメリカ(7)観客の逆説 政治学者 藤原帰一
日露戦争と文学者(8)森 鴎外(下) 文芸評論家 末延芳晴

●連載 ロッキングチェア
読書はマタタビ 精神科医 大平 健
江戸/東京の郊外が遠ざかる 東北芸術工科大学教授 赤坂憲雄
郷愁の雲 詩人 白石公子

●BOOK REVIEW
「読書きのうきょう」宮下志朗
「雑読系」坪内祐三

●書評
書評 2004年の収穫
笹森貞子/『親の「ぼけ」に気づいたら』(斎藤正彦)
金忠植/『韓国と日本国』(權五ギ・若宮啓文
根井雅弘/『ガルブレイス、わが人生を語る』(J・K・ガルブレイス
中条省平/『探偵小説の哲学』(ジークフリート・クラカウアー)
長山靖生/『「噂の眞相」25年戦記』(岡留安則

●グラビア
本棚拝見
書誌学者・作家 林 望
新連載 最新!J科学
磁性液体
市場 社会・世界(22)イスタンブール
写真・文 大村次郷

読者の広場
編集手帳
「ことば採録」は休載します

やっぱり「目次一気掲載」はキツイかな?何か方法を考えねば・・・