http://www.smn.co.jp/kanehira/
2005年01月14日(金)[他人事じゃないのに腰が引けている]
例えば、例のETVの従軍慰安婦問題特集で、実名で
記者会見を行ったNHKのプロデューサーについて、彼
の記者会見が終わった直後に会場でその勇気を讃えて
(?)拍手が起きたこと
この文章で、彼はこの「記者会見場での拍手」を肯定的に見ているのか否定的に見ているのかは確証はない(傍証というか推測は容易だが)。
しかし、もしこの拍手が取材陣の中から出て、それが一般的な「会見ご苦労さん」というもの以上であったとしたら、大いに恥ずかしい、としか言い様が無い。
取材者は賛成だろうが反対だろうが、拍手やブーイングでその意見を表明する立場ではないだろうし、「拍手してるぐらいだから、疑問に気づいても一方(賛同)の立場に立って、それに沿った取材、質問しかしないんだろうな」と読者や視聴者に疑われても、これは仕方ないではないか。
金平氏は怒りを込めて、拍手した(のが記者だとしたら、その)馬鹿者を批判するためにこの一節を記した、そう信じたい。
時の政治権力者とつるんで、そのマウスピースに撤することを
信条にしている「御用ジャーナリスト」は、どこの国にでもたくさんいる。
付け加えるなら、少なくとも二大政党制で5割近い得票を得るような野党候補には
その「マウスピース」に徹するジャーナリストも出てくるんだ、ってことですかね。
いえいえ「一般論として」(皮肉)。