http://cgi27.plala.or.jp/kudoking/nhbnews/NHBnews.cgi
■特命
もう、「紙のプロレス」最新号が発売されたので、先月号からの情報を。「紙プロ」前号を読んだ方はご存知かと思いますが、榊原社長がカリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事がMMA開催の許可を出したのでPRIDEアメリカ大会はLAで開催したいという話をしました。榊原社長がラスベガスではなくLAでPRIDEアメリカ大会を開催したい理由は他に①カリフォルニア州はMMA競技者とファンが圧倒的に多い②ラスベガスはLAから5〜6時間かかるので行けないことはないが観光地なので、やるのだったらLAでやりたい③LAにはスティーブス・センターというWWEが使っている埼玉スーパーアリーナのような施設がある・・というのを揚げていました。
ところが先週の「レジャーニューズ」からの情報によると理由はそれだけではないらしい。以下は「レジャーニューズ」先週号からのPRIDEアメリカ大会関連情報です。(『レジャーニューズ』は『週刊ファイト』同様にガセ情報も載せることがあるのでそこは差し引いて読んで下さい。)
●DSEがPRIDEのアメリカ進出をラスベガスではなくLAにしたのは、ラスベガスではすでにK-1が地盤を築いてしまっており、K-1を押しのけて拠点を構築するのにはプロモーターの取り込みだけでも目をむく巨大な資金をバラまかなければならないから。このK-1による化け物のような壁は厚い。榊原社長がラスベガス大会を何度も白紙にしたのは、このような理由による。
●アーノルド・シュワルツェネッガー知事はプロ格闘技に興味があり理解がある人間でカリフォルニアでのMMA大会開催に許可を与えた。DSEはPRIDEアメリカ進出の際、小川の線でハルク・ホーガンとシュワルツェネッガー知事の2人を広告塔としての担ぎ出しを狙っている。
●格闘技関係者は「アメリカでは誰一人知らぬ者がいないルーロン・ガードナーにWWEと同額の契約金(一説には1500万㌦)を提示して引き入れた理由の一つは、ロスでの旗揚げ戦での目玉にしようとの思惑絡みではないのか。」と言っている。(ガードナーは「紙プロ」先月号でWWEが提示した契約金150万㌦だと言っている。)
失敗だ浪費だ見栄の産物だ無意味だと散々酷評されたk-1のラスベガス進出ですが、こうやってみるとちゃんと実質的な布石になっているというのがすごい。マスター・石井あらため石井被告、あなどりがたし。
つっても当時はK-1とPRIDEがこのような抗争対立を繰り広げるなんてだれも思わなかっただろうけど。
実はベガス進出=ネバダコミッション認可だから、ジャッジや薬物、フィクスドファイトなどに関してはK-1はいち早く基準をクリアしているのだ。