基はメールマガジン「台湾之声」らしい。
【声明】台湾政府に朝日新聞台北支局の閉鎖を要求する(転送を)
親中の色彩がきわめて濃厚な朝日新聞は11月30日の朝刊第1面で、広州支局開設の記事を掲載し、その中で「中国取材網は中国総局(北京)、上海支局、広州支局、香港支局、台北支局の5総支局態勢となります」と告示している。 つまり朝日新聞は明らかに台湾を中国の一部分として扱い、中国総局の下部に台北支局を置いているのである。我々は、中国に媚び諂って台湾を侮辱する朝日新聞の姿勢に対し、強く抗議を行うとともに、台湾人に対する謝罪を要求する。 そしてそれとともに、朝日新聞の不買、あるいは定期購読取り消しを呼びかける「朝日新聞不買運動」を発動する。
さらには台湾政府に対し、朝日新聞台北支局の閉鎖、支局長の国外追放を要求する。なぜなら「中国取材網」の一部と位置付けられている朝日新聞台北支局の存在を許すことは、台北が中国の一部であると承認することになるからである。
台湾は自らの尊厳を守るためには、これ以上の譲歩、妥協は許されない。再び譲歩すれば、再び侮辱を受けるだけである。
台湾政府が断固たる行動を以って、台湾人の気骨を示すよう要求する。
世界台湾同郷会 副会長
「台湾の声」「日本之声」編集長 林建良
2004年11月30日
続報
朝日新聞問題に関する台湾紙「自由時報」(2004.12.1)の記事
(翻訳=編集部)
朝日新聞に抗議
日本の朝日新聞は11月30日、第1面で自社の中国「広州支局」開設の記
事を掲載したが、そのなかで「台北支局」を「北京総局」「上海支局」「香
港支局」「広州支局」などとともに、「中国取材網」の拠点の一つとして扱
った。これは明らかに「台湾は中国の一部分」であるとのご認識を読者に与
える恐れがあることから、在日台湾同郷会など台湾を支持する諸団体は強く
抗議を行っている。ネットニュースの「台湾の声」と「日本の声」も30日、
緊急抗議声明を発表し、同紙に記事の訂正と謝罪を要求した。台湾の駐日代
表処もこの問題に対して関心を示し、報道部を通じて同紙に台湾の立場を説
明した。(駐日特派員・張茂森)
さらに、その続報。
問題の朝日新聞(2004年11月30日朝刊1面)記事全文
広州支局を開設 アジア報道 さらに充実
朝日新聞社は、アジア報道をさらに充実させるため、12月1日付で中国広東省に広州
支局を開設します。広東省は、中国全体の輸出の3分の1を担うなど改革開放政策の拠点であり、省都・
広州市は人口725万を擁する南部最大の都市です。これで朝日新聞社の海外総・支局・駐在は32カ所に拡充され、中国取材網は中国総
局(北京)、上海支局、広州支局、香港支局、台北支局の5総支局態勢となりま
す。広州支局開設を記念して、12月2日までの3日間、「南方之竜―広州はいま」の特集
(本日は10・11面)を連日掲載します。=================================
台湾は「中国」かー回答を避けて逃げ回る朝日新聞
■台湾は「中国」かの問題で、朝日新聞に抗議の電話した日本人読者N氏の報告を
紹介します。12月1日午後3時過ぎ、広報部の男(名前は明かさず)との対話。
Q:「中国取材網」というが、朝日新聞は台湾を中華人民共和国の領土とみなして
いるのか。
A:(しばらく沈黙した後、速く、そして小さな声でおどおどしながら)私も朝日
新聞もそうはみなしていません。
Q:それでは「中国取材網」の「中国」とは何か。
A:「中国取材網」とは中国と台湾の地域を取材し…。
Q:では中国と台湾をひっくるめた「地域名」か。
A:(沈黙)
Q:なぜ答えないのか。
A:(突然マニュアルのようなものを棒読みしながら、よく聞き取れない声で)台
湾は民主化が高まっていますね。朝日新聞では統一を含め、…台湾に関心を持
っており、……記事でも社説でも、台湾の民意を尊重する主張を行っています。(それ以降、以下のやり取りが延々と。その間先方は何度か沈黙し、当方に会話を諦
めさせようと試みている)
Q:それはわかったから、「中国」の意味を教えてくれ。
A:「中国取材網」とは中国語圏での取材を担当する出先部署だ。
Q:だからその「中国」とは何か。
A:「中国取材網」とは中国語圏での取材を担当する出先部署だ。それ以上、答え
ることはない。
Q:なぜ答えられないのか。それは「中国」が、中華人民共和国の「国名」を意味
しているからだろう。
A:そのようなことは申し上げていない。(以上の繰り返しの後、こういった)
A:私はもう「中国取材網」について説明した。(「中国」の意味については、)
ご自分で理解してください。
Q:理解できないから質問している。広報部は記事に関して読者に説明する義務が
ある。(その後、先方は2,3分間にわたる沈黙。そこで当方が別の電話機から再度朝日
新聞に電話をし、「広報部が職務を放棄して、受話器の前で沈黙している」と訴え
ると、先方は慌てて話しだした)
Q:なぜ沈黙するのか。資料でも探しに行っていたのか。
A:沈黙なんかしていませんよ。(そして最後に)
A:電話番号を教えてください。「中国」の意味を後で伝えます。
Q:いつか。
A:それはこちらの問題です。※N氏によると、中国総局と台北支局の関係については、前日広報部の別の男に聞
いた時は「台北支局は中国総局の下にある」と聞かされたが、この日は「台北支局
は上海支局や広州支局と違い、中国総局は上下関係にはない。台北の記事は本社が
チェックしている」と説明されたという。それはそうだろう。実際には中国総局が
直接台北支局を管理することなどできるはずがない。むしろそれでありながらも、
台北支局を意地でも中国総局の下部と位置づける態勢が問題なのだ。いずれにせよ、
そこでN氏はまず、「中国取材網」の「中国」の意味を問いただしたのだったが、
広報部はこれには詭弁が通じないことがわかり、ひたすら逃げ回った模様だ。
ちなみに2001年12/1の朝日新聞でも「南方之竜 広州はいま」(中)が
連載されてるけど、ここに載ってる地図の「江西省」「浙江省」などを記した書体と「台湾」の書体がまったく同じで、「ベトナム」はちゃんと書体を変えてるんですね。
そりゃまずいって。
あー、ほんとにたまる一方のテーマ。あとで必ず・・・
そしてタイムリミットが近づくものも・・・
【メモ】
ナポレオン12/2戴冠
郷野と山本
アレクと大山
ブラッシー、キマラ、ボリコフ、Iシーク
中継と記録とブッシュ