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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

近藤有己のこれから。

丸一週間かけてNKの感想を書き終えるのかよ。


近藤有己vsエバンゲリスタ・サイボーグの感想を書いてなかったけど、PPV映像も見直して・・・・。

試合再見

某カリスマハンター(予定)の書いている(http://www1.yapeus.com/users/toikatu/)のと同様、会場では「ブレイクしないの?」と思う場面もあったのだが、遠い二階席ではなくPPV、二人により近い距離から見直してみると、近藤のパウンドはかなり鋭いものだし、かなりいろんな場所に、動きを続けながら打ち分けている。「効果的な攻撃を連続している。H2OマンのようなLay & Pray(伏してお祈りする=膠着攻撃のMMA的俗語)ではない」と解釈しても、まあ構わないと個人的には見ている。どの程度でブレイクなのか、基準は分からないのではあるが。


そして、荒い粗いアライケンジ、であったサイボーグの豪腕パンチをかいくぐってタックルにいき、成功させた近藤であるが、あのタックルはやっぱりヘタだよね(笑)。
しかし、その前、いかに粗いとはいえシウバ張りのぶんぶん往復フックをかいくぐって、全場面で効果的なパンチを当てていたのが近藤だった。
あのタックルは、打撃が上手いからこそ成功させられたレッグダイブでありましょう。
本当なら、タックルそのものがもっと力強く、うまければさらに安心して見ていられるのだけど。
最後のフロントネックはかなり良かったけど、もともと残り10秒だから無理だった。

サイボーグ改造手術

シウバならぶんぶんフックもワンツースリーフォーまで打つけど、やはり彼じゃせいぜい1、2、3ぐらいだね。ペンダントは「121」だったが。
ま、練習環境が環境だし今後はグングンのびるでしょう。今のうちに勝っておいてよかったかも。


これは後知恵なんだけど、「桜庭和志の相手に抜擢すれば良かったじゃん」と思いましたね。
タックルを「切る」技術は低く、寝技の防御もあまり知らない。桜庭なら極めることもできるだろう。
容貌にインパクトはありまくりだし、シュートボクセである因縁で、シウバ戦につなげることもできる。CBには入ったばかり?そんなの大みそかの善男善女には分からないって。


”現在の”桜庭和志をどのレベルとみなすか、は結構格闘ファンの中でもバラけているようだ。
小生の「今の桜庭でも、サイボーグには相性的に勝てるだろう」というのがどのくらい一般的な意見かは分かりません。「彼じゃ今のサクにはキツイよ、つらいマッチメークだよ」てな人もいるだろうし、逆に言うと「サイボーグレベルだと?バカにすんな!」という人もいるかもね。

怪奇派大好き!

しかし、サイボーグの技術進歩には今後期待するとして、あの入場はいいねえ。
キモ以来のインパクトです。(階級違うが)キモvsサイボーグとか見たい。でもあっちは十字架入場やめちゃったんだっけ。

今回は会場及びPPV視聴者だけの特権かもだけど、パンクラスは入場前に両者をまとめてコール、ふたりの入場はアナウンスで途切れずに行われる。

サイボーグが地獄の底から這い出てきたかの如き(名前はエバンゲリスタ=福音なのに(笑))暗く悲しい音楽とパフォーマンスで入場した後に切れ目なく、美しい「BOOK OF DAYS」のイントロが流れる。
邪悪を祓う、聖なるものの降臨のようで本当に「鳥肌たった!」ものであった。
これは編集の二時間版でも残して欲しいなあ。



プロレスの華、どのスポーツも真似できないのは「怪奇派」の存在だと言われていた

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/6218/andre.html

花の都パリのプロレス界!!その特色は…
不気味な怪奇レスラーが圧倒的に多いことである!!たとえば当時の人気レスラーは…

カシモド!!手のつけられない反則狂!(せむし男風)

ガイコツ男バラバ!!蛍光塗料でガイコツの絵を描いてあるため、彼の登場のときだけ場内の照明すべてが消され、蛍光塗料のみ光って本物のガイコツにみえる!(イーッヒッヒッ、と叫ぶ)

ザ・カミカゼ!!もと日本の特攻隊員と称し、敵艦に撃墜されたが、奇跡的に命をとりとめ、そのさい顔に大ヤケドしたキズあとを覆面でかくしているという!(天皇陛下バンザーイ!!と叫ぶ)

が、「怪奇派総合ファイター」も着実に増えているよね。

こういう選手を実力に関係なく(オイオイ)呼んで、木戸銭ぶんの満足を与えていくというのも立派な戦略ですよ。あれ、いつの間に俺は谷川イズムやジャイアント・シルバの肯定者になったんだ(笑)。



ここで、最初は単なる冗談であった「ミドル級」ならぬ「みのる級」という話が出てくる。
実力測定の場、メインストリームとは別の次元で、真剣勝負を大前提としつつ知名度、キャラ、貢献度、個性、試合のハデっぷりを第一に選んで、彼ら同士で闘わせる・・・というのは(・∀・)イイ!
ジャイアント・シルバも曙も、それなら文句無いって。鈴木みのるにも文句無いって。
みのる級のベルト作ってもいいですよ。材料は「ただの鉄」(by佐藤光留)。
ま、実力兼ね備えればさらに文句はないけどね。


プロレスからの輸入物はともかく、「アメリカのやばい病弊を一身に体現」とひねりンが評したクレイジー・ホース、弱さがキャラになるECWチックなシャノン”ザ・キャノン”リッチZSTの梅木も怪奇派といえるか。もっと世界的にはいるな。ヨアキム・ハンセンなんて、試合はごく正統派だけど顔がもうね(笑)。

戸井田カツヤもオリエンタルな風貌と関節技で、海外で妖術使いのような日本キャラを打ち出せば受けそう。山宮恵一郎もかな。竹内出もプロレス好きだそうだし、ちょっと怪奇派を自分で意識しているのかも。サインもらったのになんて言い草だ。


怪奇派といえば

ブラックハーツであります(ドンッ)!!

今までのは前フリ(長いよ!)、
ブラックハーツについてこれから深く語ろうと思ったのだが時間切れ。ここから後で、少し広がります