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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

日本版「北朝鮮人権法案」は可能か?

http://www.sankei.co.jp/news/041005/morning/editoria.htm

 ・・・・米上院で北朝鮮の人権改善を目指す法案が可決された。日本人拉致事件政治犯の弾圧を「独裁政権下での深刻な人権抑圧」とみなし、拉致被害者全員の帰国や人権保護を求める法案だ。国連人権委員会で採択された北朝鮮非難決議や米国務省の国際テロ報告に拉致事件が明記されたことに加え、北への大きな国際的圧力となる。

 日本でも、このような法案は可能だと思われる。拉致事件は、戦後最大の人権侵害事件だ。国としての抗議の姿勢をより明確に示すためにも、外務省が法務省などに呼びかけ、法案づくりを検討してはどうか。韓国政府は、米上院で可決した人権法案に対し、困惑や反発の態度を示している。北への宥和姿勢が目立つ韓国に対し、粘り強く連携を求める努力も必要だ。・・・・

わたくしも賛成。
前から書いてるけど、2002年9.17以降にわかに金王朝批判者に転じた人は「拉致問題”ゆえに”北はひどい体制」と思ってるかたも多い。しかし当然「北はひどい体制”ゆえに”拉致問題がおこる」というのが正解ですよね。すくなくとも、この全体構造に対して否定する構えを見せるのが論理的帰結として正しいし、歴史への義務でもある。
ましてや、日本の場合、正式に国籍変更を行っていない日本人妻が同国内にいるわけだから。


米国の法案は、脱北者の米国への亡命を促すものにもなっている。
もともと北の”難民”は特殊事情があって、「その国の住民はわが国民であり、われわれが保護する権限と義務を持つ」と主張する国--韓国があるから、言葉や習慣的にもここが引き受ける形になるのだろう。だからこそノムヒョン政権の「親北体制」は問題なのだが・・・

近隣諸外国が、独裁国家の「国外脱出」を認めるようになったための崩壊といえば有名な冷戦終結の際の「ヨーロッパ・ピクニック作戦」がある。



これはネットの中では少数派に属するかもしれないが、日本は脱北政治亡命者の受け入れをもっと積極的に進めていいと思う。政府の負担増もやむなし。
ただし、「北の内部で反体制運動をやっているという明確な証拠」を必要とする。厳しい管理体制の下、政治活動はぜんぜんできなかったけど、食うに困って中朝国境を越えた・・・という人はたくさんいるし、あの国で生きてれば全員が抑圧されてるでしょ、というのも分かるけど(笑)、そこは申し訳ないが一線を引く。
日本に、真面目に反金王朝をしていた反骨の士があつまれば、そこから第二の興中会、第二の孫文が生まれる可能性もあるはずだ。



あとひとつの理由は、議会と政府の使い分け。
交渉ごとに「バッドコップ(脅し役)・グッドコップ(なだめ役)」の分担が極めて有効なことは証明済みであって、米国はしょっちゅうこれをやっている。
日本は議員内閣制ではあるが、特定船舶法のときのように、超党派若手議員らを軸に議員立法の形で提出し、小泉らは無関心もしくは否定的(なふり)に振舞うが結局は可決。
北当局には『いやー、党内基盤もないし、議会の中には過激な奴がいて・・・それを抑えるためにも』と交渉していく。そういう二枚腰が必要だ。



ところで「日本でも人権法案を!」とはSPA!の巻頭コラムで勝谷誠彦氏が書いてるそうじゃん。
シオシオ_| ̄|○

このへんに否定的な大石英司

http://www02.so-net.ne.jp/~eiji-oh/diary/display.pl?table.html&2004_10.txt

※ 北朝鮮人権法案

 今朝のテロ朝朝刊瓦版で、憂国コラムニスト氏が威勢の良い進軍ラッパを吹いてらっしゃいましたが、この法案自体は、大統領がサインしなければ、ただの絵に描いた餅に過ぎないわけですね。しかも現状では、サインする可能性は低い。なぜか?・・・
よって、憂国コラムニストの「日本も類似の法律を作るべきだ」ではなく・・・・