「戦国自衛隊」がリメイクされたり、「亡国のイージス」が製作されたりと日本のアクション大作も元気だが、スピルバーグも新作映画(「ターミナル」)を監督してたんだね。同時公開とかしないのかな。
9/22の産経新聞で、名物記者・山口昌子パリ支局長が「ターミナルの住人」というコラムを書いている。
「シャルル・ドゴール空港、ターミナル1、売店の階」の住所で世界中から郵便が届くのが、パリ郊外の同国際空港に16年間、住んでいるイラン人、マーハン・カリミ・ナセリさん(59)数年前からは「アルフレッド卿」を名乗っている・・・・。
要は難民認定、入国審査の段階で目的先(英国)の許可が得られず、ずっと空港で暮らしているのだが、
いまや”名誉住民”として空港事務所の乗客用緊急医務室の主任医師が定期的に健康診断を行うほか、不法滞在で警察のご厄介に何度もなったときの弁護士が『顧問弁護士』を務める。
5年前に突然、スピルバーグ監督がマーハンさんがいつも座っているベンチから最短距離の薬局に電話を掛けてきて、映画化のモデル権利を30万ドルで買いたいと申し出た・・・モデル料は空港内郵便局に振り込まれた。
「海の上のピアニスト」じゃないけど、人が生活の場としていないところで、普通でない形で暮らし続けるという話は、あての無い放浪や立身出世の物語と同じように興味をひかれる。
だから、空港の人々も彼に敬意を払い、愛し続けるのだろう。
コラムを読むと、むかしここのブログで書いたクロード・X氏(検索してみて)や
アメリカ合衆国皇帝(及びメキシコ護国卿)ジョシュア・ノートン一世の末裔
なんだな、と思いました。
小生はサンフランシスコに行ったとき、わざわざノートン一世の記念品をそろえた
カーゴ銀行の博物館に行ってみましたよ。