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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

皇太子之乱

今日のステートメント、よくわかんね。
しかしそれより、皇太子殿下がお怒りなのに、それが宮内庁に致命的なダメージを与えていないというのが、官僚の勝ちということだろうか。

官僚とはベクトルが正反対だけど、一番主観的には
忠義かつ尊王だった人々も、こうなる。
もともと自分の幻影を仮託するものだからなあ。

http://w2222.nsk.ne.jp/~gouten/sutezerifu/serifu/sido.htm
 今の私は怒髪天をつくの怒にもえてゐます、私は今は、陛下を御叱り申しあげるところに迄、精神が高まりました、だから毎日朝から晩迄、陛下を御叱り申して居ります。

 天皇陛下、何と云ふ御失政でありますか、何と云ふザマです、皇祖皇宗に御あやまりなされませ。(磯部浅一『獄中日記』八月廿八日)

三島由紀夫

忠義とは、私には、自分の手が火傷するほど熱い飯を握って、ただ陛下に差上げたい一心で握り飯を作って、御前に捧げる事だと思います。


その結果、もし陛下が御空腹でなく、すげなくお返しになったり、あるいは、『こんな不味いものを喰えるか』と仰言って、こちらの顔へ握り飯をぶつけられるようなことがあった場合も、顔に飯粒をつけたまま退下して、ありがたくただちに腹を切らねばなりません。又もし、陛下が御空腹であって、よろこんでその握り飯を召し上がっても、直ちに退って、ありがたく腹を切らねばなりません。何故なら、草莽の手を以て直に握った飯を、大御食として奉った罪は万死に値いするからです。


では、握り飯を作って献上せずに、そのまま自分の手もとに置いたらどうなりましょうか。飯はやがて腐るに決まっています。これも忠義ではありましょうが、私はこれを勇なき忠義と呼びます。勇気ある忠義とは、死をかえりみず、その一心に作った握り飯を献上する事であります」(『奔馬』より飯沼勲)