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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

靖国神社違憲で。

いや、直接は関係ないんだけど、天下に名高い奇人学者・小室直樹が、かつて創価学会のヒトに、「うちは政教分離違反だ、教義(国立戒壇)は憲法違反だ、宗教政党だって言われて困ってるんですが、なんと答えるべきですかね」と聞かれたことがあったそうだ(昭和40年代)。

小室答えていわく。

「『教義が憲法に違反してなぜ悪い、我等にとっては法華経が絶対である』と答えればいい。そうしないと信教の自由が侵されるでしょ」

「『宗教政党でなぜ悪い』といえばいい。そうしないと結社の自由が侵されるでしょ」

「あと、総本山と教義をめぐってもめているそうですが、これは経典の解釈権の闘争。ルター以来、ここをないがしろにしては宗教団体は存続できません」

その学会員は絶句して帰り、もちとんこの意見は採用されなかった。
(数十年後、経典解釈権の正統性に関し総本山から自立した、という点では第三の忠告だけは受け入れたのか)

後にこの話を聞いたクリスチャンの山本七平も「言ってる事は全く正しいのですが・・・ウーン日本人にこの種の考え方は浸透しないのでは・・・」と同じく絶句した。


天の法と地の法、神の律と皇帝の律の対立という
視点から見ると小室の原則論はたしかに正しいの
だが、やはり日本人的には違和感があるよな。

靖国は、A級戦犯とかアジアの懸念ということ以前の
この「神の法と地上の法」の整理が必要だ。