INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

大晦日がこの状態で、格闘技雑誌が次々発売予告。國保尊弘、三崎和雄、石井館長・・・目次に気になる名前多数

※さっきスポナビに送ったTBがミスしていた!こっちが正式

NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )にいま、2誌の目次が投稿されています。
とくに目に付くものをピックアップ。
ゴン格

☆独占インタビュー
石井和義館長、真相激白60分!
本格復帰と格闘技界大同団結、そして、魔裟斗を語る。


高谷裕之の名参謀、語る。
チーム黒船・山田武士トレーナー「カード決定が遅すぎる。このままじゃ日本格闘技界は滅びる」


戦極フェザー級王者、“神の子”と対戦。
金原正徳「KID選手は、過去の選手です」


☆緊急直撃インタビュー
國保尊弘 J-ROCK代表 「なぜ私はSRCを去ったか」
みそかSRC有明コロシアム大会中止、ワールドビクトリーロード取締役解任、吉田秀彦VS石井慧Dynamite!!』への移行、噂される新団体旗揚げの可能性……そのすべてに答えた!


kamipro

☆この男の怨念が大晦日を燃え上がらせる!
吉田秀彦
「『Dynamite!! 〜盛り上げようがない〜』ってタイトルにしたほうがいいよ」


☆復活を前にマイクの鬼が衝撃の事情説明
三崎和雄 「グラバカから“独立”ではなく“退団”です!」


☆対抗戦を断固拒否! 五味隆典には決別宣言!!
川尻達也「自分の中に青木戦以外の選択肢はない」


☆自叙伝共著者が語る「吉田秀彦國保尊弘
李春成 スポーツジャーナリスト「二人合わせて『吉田秀彦』なんだよ」


☆DREAMvsSRCの前にひっそり(失礼!)実現
パンクラスvs修斗対抗戦ってなんで“禁断”なんですか?坂本 靖 パンクラス代表

ところで2誌よ、そこにおすわり。
なんでセーム・シュルトが表紙じゃないの?
「当然です」

そうですか。

同階級(ライトヘビー)でベルナール・アッカに勝てる日本人はいるのか?

金網大会となったDEEPをサムライTVで見たのだが、毎回のことながら眠りつつ見たので記憶がまだら模様(笑)。メインはすごく評判がいいのだが、このあとで見ます。足関十段・今成正和は面白い極め方ではあったけど相手がちょっと訳わからないレベルでした。

その中で、たまたま記憶に残っているのはベルナール・アッカだ。相手の顔を切り裂き、ダウンもうばて勝利した。
もとお笑い芸人だということばかり強調されているけど、やはりあの筋肉のおばけ状態をみると、肉体的な強さは想像がつく。
そもそもライトヘビーって今、日本人はかつて活躍していた多くの選手が減量してミドルに落としたから空き家だ。来年DEEPはトーナメントもやるようだけど、だれが参加するのかな。

アッカと闘って面白そうな選手の筆頭といえばパンクラス川村亮
あと、彼とも戦った内藤征弥がいたっけ。
ミドル級だけど上での試合をいとわない、といえばミノワマンがいる。
アッカと闘いたいですか?という限定なら高瀬大樹も受けてくれそうだ。

あ、あと減量をあまりしないで闘うなら中村和裕がいたっけ。日本が主戦場のファイターでは、このカテゴリーに戻ったほうが競争率は低いかもしれない。かってに改蔵でいうところの「逆セリエA」で、アッカや川村亮はおれが倒す!という触れ込みでここにもどれば、日本の頂点に立てるのでは。

そういえば今年の修斗vsDEEP、「公式試合数競争」はどっちが勝利したのかな?

昨日でDEEPは2009年興行を終了したのだが、一寸小さいトピックに触れておく。
昨年「DEEPの公式試合数が、修斗のそれを上回った」というのが話題になったのだ。


それがどうした、と言われるかもしれないが、かつて修斗とその支持者は「売り上げ?観客動員?テレビ放送?それがどーした、公式試合数と興行数をみよ。修斗はその点では『世界最大』なのだ」と胸をはり、この自称は川尻達也参戦時に佐藤大輔が採用して煽りビデオにも使われた。
だが、橋本宗洋氏(id:N-Hashimoto)の集計によると2007年の試合数でDEEP系が修斗を上回ったらしいのですね。
今回もDEEPは、観客に負担を強いるくらい試合数が多かったらしい(つうか2部制)。
さてめんどくせーから俺は絶対に数えないけど、どっちが勝ったのかしらね。


修斗は今もこれにはこだわりがあるらしくて、どの雑誌だったかな、修斗が2010年にKOTCとの関係を強化するという話で、だれかが「KOTCは修斗の次に興行数が多いんです」と言っていた。「でもDEEPはその上ですけどね」とは当然言ってない(笑)。

ただ試合数競争、相当に興行数を増やしたUFCが、UFNやTUFの中での試合なんかも含めると既に上になってないかな。観客動員も売り上げも、そして公式試合数もUFCが一番!だとなんともロマンは無いが。

そういえば本日M-1ですね。「twitter元年」(勝手に決めた)、視聴者はどう「つぶやく」か?

(午後6時半から同9時までテレビ朝日
わたしは仕事があるのでリアルタイムでは見ないし、たぶん録画もしないと思います。
だが、はてなダイアリーのブロガーの中にだって、きょうのこの日を今年最高のテンションで迎えている人も多いはずだ。

さて今年が日本はtwitter元年です。
なんで今年なの?と聞かれると俺が始めたから。異論なし。
それで迎えるこの漫才コンテスト、たぶんtwitter的な「つぶやき」が一番似合う番組ではないかな。


天空の城ラピュタ」はかつて、テレビ放送されるときは視聴者が2ちゃんねるで多くの感想を同時進行で書き込み、クライマックスで主人公たちが滅びの呪文「バルス」を唱えるとときに一緒にその文字を書き込んでサーバーが落ちる(笑)というのがお約束でしたが、今年11月の放送ではtwitterでも同じようなことがおきていた(というかそっちに主流が移った?)らしい。

http://d.hatena.ne.jp/memo8/20091121/p1

……昨晩の地上波で「天空の城ラピュタ」の放映とそれに連動したツイッターでの大騒ぎは、実に面白かった。一番盛り上がった瞬間は、勿論「バルス!」だったが、それ以前にも海賊ドーラおば様の「40秒で準備しな!」あたりでも、かなりの盛り上がりで……


今回、決勝大会でいろんなネタが披露されたとき、優勝が決まったときのtwitterはどうなるかしらね。
たぶんそういうつぶやきが向く番組、向かない番組があるんだと思うんだが。

青雲の志を抱いた途上国の天才が、ITによって知で食えるということ(アンカテ)

原油高と同じくらい深刻な「ホワイトカラーの仕事破壊」
http://d.hatena.ne.jp/essa/20091219/p1
が評判になっている。
あたしなんか、この未来予想図がそのように進行するなら、まっさきに食えなくなってしまいそうなほど国際レベルのホワイトカラー競争で勝てそうもない、専門知識も何も無い人間ではありますが、心配してもしょうがないので尻に火がつくまでは見なかったことにしておこう。

で、自分を棚に上げて状況をみるならば、こういうかたちでアフリカとか中東とか東欧とか、そういうところで人材が野に置かれず、場所を得るというのはすごいこと、すばらしいことだと思います。

「まことに小さな国が、IT革命を迎えようとしている」(坂の上の雲風に)

坂の上の雲」、本日4回目が放送されるが、わたしは昨日の再放送で3回をみた。
で、当時としては死病となっている肺結核にかかった正岡子規が新聞「日本」に採用されるところを描いている。
当時、あの病気をわずらったら、基本的にどんな天才英才であろうと、そもそも食えなくなって世間からも歴史からも埋もれていくのが普通だったろう。だが超のつく幸運と、並外れた才能もあったが、同時に新聞という新メディア、当時のIT(インフォーメーションテクノロジー)が「病床六尺」から世を動かすことができ、また看病する母と妹を養いながら、おいしいものをたっぷり食べる生活をなんとかできていた。(正岡の、闘病をしながらというかそれを理由にしながらの美食家ぶりはドラマにも出ましたが、関川夏央も「本読みの虫干し」であきれて書いている)

貨幣価値の差で「IT経由・途上国のプロ知識人」は存在し得るか?

実は佐々木俊尚さんの本で読んだんだと思うんだが、インターネット・ブログ界隈においてこういう指摘を同氏がしていたと記憶している。

アフェリエイトとか、そういう形でブログから収入を得る仕組みができたが、よっぽどの著名ブロガーでもない限り、そこからの収入は微々たるものだ。だが基本的にこれの決済はドルで受け取ることが可能だから(※のかな?ほんと?)、発展途上国でならこのアフェリエイト収入でメシを食うことができる」

と。

はたしてそういうことが一般論ではなくどれぐらい具体例があるのかは分からないけど、似たような例をこのブログの本趣旨である格闘技で思い出した。数年前、リトアニアの格闘技事情を紹介した記事で、日本のごく小さい団体に参戦している選手について触れ、「この選手は日本でのギャラはそんなに高い水準ではない。だが、それを日本からリトアニアに持ち帰ると、物価水準の違いから十分フルタイムのプロファイターとして生活、練習できるのだ」と。
カメルーンのソクジュ、フィリピンのマニー・パッキャオ、祖国から難民のようにして出てきたゲガール・ムサシ戦極のアフガンファイター、チェチェンファイター・・・
こういう人は住む国は先進国だが上の話やリンク先の基ネタとは比較できないけど、ようは発展途上国にも山ほど、あらゆる分野で才能を発揮できるダイヤの原石の人材はいる。先進国というのは、そういう原石が磨くべきところにしかるべく送り込まれる、というところで選択肢もルートもある、というのが重要だし、新興国であっても明治日本は、結果的にみればまあまあいい形で人材発掘に成功できていた。
教育問題とか子ども手当てとか高校無償化も、こういう人材発掘の視点が一応はあること、こでも間違いないわな。ただ、一律が逆効果という議論も当然できるが。

上の話に最後に戻ると、いまの発展途上国は、幸か不幸か日本が成功した「高等教育の自国語化」が不十分であるゆえに、エリートがイコールで英語、フランス語などに堪能。日本はかつて、それに対して同情の目を向けていたが、しかしインターネットとグローバル化が進むと、無理して自国語化せず、そういう形でダイレクトに英語の知と優秀な人材がつながったほうがよかった、ってなことにもなりかねない。なってるかもしれない。ただ日本がそうだった場合、おれ自身が高校にいけてたかどうか(笑)。

インフラ技術、もう一段の発展を

とはいえ、インターネットとなるとアンカテがいう「パワーブック発売でついに手が届いた!」というように、電話線だケーブルだかのネットワーク環境が成立して初めてうまくいく。
いま、アフリカやインドや中東の天才児たちが、ネットにつながるまでにどれぐらいの苦労が必要なのだろうか。それで仕事を受け、ホワイトカラーとしての業務をこなせるには。
どこの国でも、首都や経済都市にいけば停電や電話停止の被害は無く、一応ふつうのひとがネットにつながるのかもしれない。
ネットカフェのようなところにいけばつながるのかもしれない。
どれにせよ大変な進歩ではあり、本当は努力しなくてもつながるのが理想ではあるのだけど、どこの国もひとつかふたつ、「一般市民もやれるネットの拠点」があるというのがとりあえずの目標かもしれない。

でも、夢想するのだ。もっと携帯電話的なインフラが普及し、地球上でちょっとした端末でも買えば、すぐにネットにつながるような環境ができたら。そうすればさらに多くの各地の天才児が、それぞれの才能を花開く場所を確保できる機会はさらに多くなると。
そして人類社会は進歩し、おれの職は無くなると(笑)。

けっきょく

リンク先であるアンカテの指摘は「スーパーがこなけりゃ、うちの代々の酒屋や今でも繁盛してたのに!」というのがホワイトカラー労働力にもいつかは来るということだ。こればっかりは抵抗してもしょうがないよなあと。それが実現するタイムラグの中で、なんとか個人として食えていけることを願うばかりだ。スーパーを利用できるふつうの消費者は便利であるのだろうし。